• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

コメの全袋検査始まる

高まるか食の安心

  • 藍原 寛子

バックナンバー

2012年9月13日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 福島県内で平成24年産のコメの収穫と出荷が始まり、8月25日には県内のトップを切って、二本松市で早場米「五百川」(玄米)の「全袋検査」がスタートした。

 東京電力福島第一原発事故後、初めてのコメの収穫を迎えた昨年23年産米は、福島、伊達、二本松の各市で、セシウムが1キロあたり100~500ベクレルを超えるものが検出された。

 福島県はコメ農家約6万戸で、売り上げは約1000億、収穫量は毎年トップ10に入る全国でも有数のコメどころ。震災前は収穫量が全国4、5位を誇った(震災後は7位で収穫量35万3000トン)。原発事故に伴う田畑の放射能汚染、そして日本人の主食であるコメの汚染が福島県のコメ農家や消費者に与えた影響は大きかった。

 昨年、当初の基準値500ベクレルを超えるコメが出た地域や警戒区域、計画的避難区域において24年産のコメの作付けを禁止。それ以外の地域では、コメの安全性を確認するために24年早場米から「全袋検査」の実施を決定していた。

 ところが、その段階では検査機器は製品として販売されておらず、メーカー各社は急ピッチで開発を急ぐことに。約36万トンのコメを「全袋検査」できるかどうかのカギは、大量のコメを短時間で測定する機器の開発にかかっていた。メーカーの努力の結果、島津製作所、日立造船、キャンベラ社(米国)、三菱電機、富士電機の5社が開発、検査機器192台が今後福島県内の各検査所に設置され、フル稼働する予定になっている。

 世界初のベルトコンベア方式のコメ全袋検査の様子が、検査初日の8月25日、二本松市の検査場で報道関係者に公開された。

世界初、ベルトコンベア方式でセシウムを測る

ベルトコンベア方式でセシウムを測定する検査機器

 この日は、二本松市で収穫された「五百川」の玄米14袋(1袋30キロ)が検査機器にかけられた。

 まず、玄米の袋がベルトコンベアの台に乗せられると、ベルトコンベアがゆっくり動きだし、約10秒ほどで検査機器本体の下をくぐるように通過する。機器の脇に設置された検査結果を示すモニターには、スクリーニングレベル以下の場合には「○」が表示され、この日の14袋はいずれも測定下限値未満(1キログラムあたり11ベクレル未満)だった。検査が終わった玄米の袋にはバーコードと、携帯電話などを使ってウェブサイトにアクセスできるQRコードのついたシールを貼付。消費者がウェブサイトなどを通じて、生産者情報やセシウムの検査結果が確認できるトレサービリティ・システムも導入した。

コメント0

「フクシマの視点」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック