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京極夏彦氏の一言が「プロジェクト」という発想を生んだ

「プロジェクト・アマテラス」その1

  • 深川 岳志

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2012年10月18日(木)

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黎明期だからこその挑戦を

 ふたたび電子書籍(以下、電書)界隈がにぎやかになってきた。「誰が」「どうやって」「どのデバイスに向けて」コンテンツを提供するのか、という話題に集中しているが、ちょっと待った。

 電子と紙はずいぶん異なるデバイスだ。
 まずは両方のいい点を合わせて、電書時代の新しいコンテンツの作り方が模索されるべきではないのか。

 というわけで、やってきました、講談社。「出版社が手がけるからには、紙のいいところを取り入れたコンテンツ作りをしたい」と燃えている、「プロジェクト・アマテラス」を率いる唐木厚事業プロジェクト部長にお話をお聞きしました。全3回でお届けします。(深川岳志)

今なら電子書籍で1位をとるのは簡単です

唐木 厚(からき・あつし)
1964年8月31日、長野県生まれ。講談社新事業プロジェクト部長。講談社入社後は、文芸図書第三出版部(講談社ノベルスの出版部)、「群像」編集部、文庫出版部などに在籍。京極夏彦氏のデビューや、メフィスト賞の立ち上げなどに携わる。

唐木:まだ電子書籍市場は、期待ほどは大きくなっていませんね。

米光:まだまだですね。

「電書を買って読む」と言ったって、まずどこで買っていいか分からないです。

唐木:最近でこそ、幾つかの電子書店では、かなり売り上げが上がってきているんですけれども、さらに大きくなってくれることを期待しているんです。

米光:でもその中でも、上位にくる作品がありますよね。

唐木:例えば電書版でも『スティーブ・ジョブズ』は想像以上に売れました。

米光:全体がばかすか売れてない。売れる電書と売れない電書が極端に分かれる。

唐木:そう、ということは今なら、簡単に売り上げ上位に入れる。

米光:『お腹を凹ませたい? だったら腹筋運動なんかやめちまえ!』って電書があるんですが、僕、出て1カ月以上たった後にレビューを書いたんですよ。そうしたらグッと伸びて「Kinoppy」で1位になってる。それぐらいで1位にできる市場ということですね。

唐木:ということは、今がチャンスなんですよね。

米光 一成(よねみつ・かずなり)
1964年12月22日、広島生まれ。ゲーム作家。立命館大学映像学部教授。ライター。「ぷよぷよ」「トレジャーハンターG」「BAROQUE」「eMotion e-Mail」等、ゲームの企画監督脚本を多数手がける。「グランドジャンプ」「ケトル」「iPhoneMagazine」で連載を持ち、ライターとしても幅広く活動中。西武池袋コミュニティカレッジ「米光一成の表現道場」講師、宣伝会議「編集ライター講座上級クラス」講師などを務め、表現力、発想力を鍛えるための教育活動に取り組んでいる。『電書部』を立ち上げ「電書フリマ」「電書カプセル」などの活動中。米光一成ブログ「こどものもうそう」。ツイッターアカウントは、@yonemitsu

米光:そうですよ。出しましょうよ、どーんと。

唐木:講談社でも「夏電書」、「冬電書」っていうのをやりました。これは何かというと、電子書籍のフェアなんです。

 フェアと言っても特別な何かがあるワケじゃありません。抽選でのプレゼントはやっていますけど、このフェアの期間中だけポイントが多く付いたり、値段が安くなったり、そういうことじゃなくて、「今、講談社がフェアをやっています」ということをアピールしただけです。それでも抜群に効果がありましたね。

どんな効果ですか。

唐木:バナーがあるだけで全然違います。多くのタイトルが電子化されていて、電子書籍が盛り上がっているというイメージが、電子書籍関連のサイトに告知されるだけで、売り上げが伸びます。この企画をやったら売り上げ数倍増とか。

米光:逆に言うと、まだ知らない人が多いってことだよね。

唐木:そういうことなんですよ。企画前より数倍売上増とかになるのも、今までのベースがいかに小さかったかということでもある。だからこそ、知らしめるだけで効果が出るんですね。

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