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「まおゆう」はなぜ紙の世界に現れなかったのか

「プロジェクト・アマテラス」その2

  • 深川 岳志

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2012年10月25日(木)

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 電書革命vol.3の二回目です。

 第一回では、講談社の唐木氏と電書の提唱者米光一成氏に、紙とウェブの違いをじっくりと語っていただきました。二回目は、始まった「プロジェクト・アマテラス」の代表的なプロジェクトを紹介していただきます。混沌と渦巻くエネルギーをあなたに。(深川岳志)

かならず誰かに読まれる「ワルプルギス賞」

米光:小説をあつかうワルプルギス賞も応募がすごくたくさんあって。

唐木:プロジェクトへの投稿数が700を超えていますね。

完成原稿じゃなくて、始まりでも途中でもラストでもいいから、自分が書きたい部分を書けば応募できる、ということですね。

唐木 厚(からき・あつし)
1964年8月31日、長野県生まれ。講談社新事業プロジェクト部長。講談社入社後は、文芸図書第三出版部(講談社ノベルスの出版部)、「群像」編集部、文庫出版部などに在籍。京極夏彦氏のデビューや、メフィスト賞の立ち上げなどに携わる。

唐木:そうです。何でそうしたかというと、「全ての投稿作品を自分で読めたらいいな」と思ったんですよ。そうなると、やっぱり400枚とか1000枚の投稿ががんがん来ると読みきれない。

米光:読む側も大変ということか。

唐木:なので、一番読ませたい部分だけ送ってくださいということにしておけば、いわば小説の予告編みたいなものになるかなと思ったんですね。それぐらいだったら1日10通くらい来ても読めると考えたんです。そうすると、サイトを見てくださっている方にとっても、自分が好きな作品を選びやすいのではないかと。

読む側も書く側もうれしいと。

唐木:そうしたいんですけどね。今、書こうとされている方にとっては心地よい場にはなっていると思うんです。なぜなら「必ず1人は読む」というのが保証されていますので。

米光:読みたい人も集まってきているので、もっとたくさんの人が読む場になってる。それにワルプルギス賞みたいなことは、やっぱりネットのスピードでないと、やりにくいことだと思う。

唐木:やりにくいですね。

米光:ネットのスピードのよさも取り込んでも、じっくりちゃんと見ていくよみたいな形にできていっている。

「えっ、始めたばかりなのに一カ月で完結?」

唐木:そのワルプルギス賞とも重複して参加している人が多いんですけれども、「設定しようぜ」というプロジェクトがあります。アマテラスの中で、やってほしいプロジェクトを募集しているんですが、一番リクエストが多かったのは、みんなで世界観を共有して、それを自由にいろいろな形で使っていくプロジェクトでした。じゃあ、それでやってみようと。

 みんなで共通設定を作って、そこでいろいろなことをやっていこうという趣旨なんですけど、自主的に連作小説というのが始まりました。これは別にこちらが仕掛けたわけじゃないんです。ある1人の作った大まかな設定を基にして、リレー小説が進んでいっている。これ、僕、ちょっとびっくりしたんですね。

どこにですか?

唐木:1回のリレー小説が始まって終わるまでがすごく早かったこと。

それはどれぐらいの間で終わっちゃうんですか。

唐木:1週間ぐらいで完結しました。

米光:雑誌だと月刊で毎月1話ずつやっていると1年かかっちゃうから。

唐木:そうそう、リレー小説だから1年ぐらいかけてやるのかなと思ってました。もう、すごい早い。

それは例えば誰かが「ここで終わり」というのをコントロールしているんですか。

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