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ベンツが作ったアニメCMへの印象で分かる「オッサン度」。F氏は…

第176回 メルセデス・ベンツ G63 AMG インタビュー編(1)

2013年1月21日(月)

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 みなさまごきげんよう。

 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 はいヨタ飛ばしはこちら。

 今回のヨタは前号からの続き、「那覇空港周辺道路M嬢ひき逃げ事件」の続編であります。

ひき逃げは悪質な犯罪です

 今回の事件を通して私もはじめて知ったのですが、犯人が事故現場から逃走した際、人身事故を伴わない“物損”だけの場合を「当て逃げ」と言い、人を死傷させて逃げたら「ひき逃げ」と言うのだそうです。今回M嬢は腕と足を負傷して、帰京後も複数回の通院を余儀なくされたわけですから、これは明確な「ひき逃げ」です。

 ひき逃げは漢字で書くと“轢き逃げ”になります。
 なんとも不吉な、まがまがしい言葉ですが、それだけ悪質であるということです。
 絶対にしてはいけない、人として最低の“犯罪”です。

 事故の詳細は以下のとおりです。

 我々は那覇空港に隣接する陸上自衛隊那覇駐屯地の周りをぐるりと巡るコースで、ロードバイクのトレーニングをしていました。道路は2車線で、我々はバイクですから当然左車線の歩道よりを走行しています。

 何周かして慣れてきたので、私は彼女を待たず速度を上げ単独で走っていました。周回道路ですから、離れても迷子になることはありません。

 1人で走行していたM嬢は、那覇空港入り口付近の信号少し手前で軽自動車に後ろから追突されました。彼女はそのまま歩道に乗り上げて転倒し、腕と足を打撲し、バイクは自走できないほどに破損してしまいました。

 軽自動車は一度速度を落としますが、すぐに加速してそのまま走り去ろうとします。しかしちょうど信号が赤に変わり、他のクルマとともに停車しました。この時M嬢はナンバーと運転手が若い女性であることを確認します。信号が青に変わると、軽自動車は急に右側に車線変更し、そのまま右折して空港方向へ逃走します。

 M嬢が歩道でへたり込んでいる所へ、一周してきた私が到着しました。私が彼女にかけた最初の一言は、「コラー!サボるな!」です。私はM嬢が歩道に座ってサボっていると思ったのです。しかし壊れたバイクを見てすぐに状況が分かりました。打撲で腕は既に腫れています。すぐに近くの交番へ行き、警察に連絡をしました。その後は前号のヨタ通り。パトカーがやってきて“1回目”の現場検証が行われました。

 で、現場検証から僅か6時間後、警察から電話が入ります。

 「ひき逃げ犯が分かりました。20歳の女性で専門学校生です」
 M嬢がナンバーを記憶していたことが犯人特定の決め手となったようです。今日はもう暗いので、翌日改めて現場検証をすると言う。

 翌日昼過ぎに再び警察から電話が入ります。「ぶつかったとされる場所が双方で食い違っています」「とういことはつまり、その女性は当てたという認識があるわけですか?」「……そういうことになりますね」。当てたことに気付かなかったシラを切る人間は多いですが、その女性は当てたと分かっていて負傷者の保護も行わずにそのまま逃げた。悪質極まりない。

 警察は「もう一度事故現場に来て頂けませんか?逃走犯立ち会いのもと、再度現場検証を行いますので」と。M嬢はしかし相応のショックを受けています。「そんなひどい人には会いたくない」と言う。

 警察は「Mさんはおケガをされています。これは“事故”ではなく“事件”なんです。何とか捜査にご協力をお願いします」と繰り返します。“逃走犯”“事件”“捜査”…..刑事ドラマのような単語がポンポン出てきます。何だかエラいことになってきました。

 ヨタが長くなりますが、お嫌な方は飛ばしているでしょうからこのまま続けます。
 いくらなんでも長すぎる!と思われた方はこちらをポチっと。

 3時過ぎに現場におもむきますと、パトカー2台とたくさんの警官、それに半ベソの若い女性(割りとカワイイ)が逃げた軽自動車の横に立っています。道路にはパイロンが置かれ、メジャーで距離を測ったり写真を撮ったりしています。交通整理をする警官まで出ている。“大捕り物”といった様子です。

その場で停車して話をすれば大事にはならなかったのに……ひき逃げ、即ち救護義務違反ですからそれだけで35点。免停はもちろんのこと、ヘタをすると免許取り消しです

 我々が現場に到着し、クルマから降りると、ひき逃げ犯の女性は泣きじゃくりながら「ゴメンナサイ」と一言。ゴメンで済んだら警察はいらないのですが、横に立つ警官はものすごい剣幕で、「ちゃんと謝りなさい!君は自分が何をしたか分かっているのか!」と怒鳴ります。そして我々に「せっかく沖縄に旅行に来て下さったのに、こんなことになって本当に申しわけない」と深々と頭を下げます。いやいやお巡りさんが謝ることじゃありませんから。

 ちなみに逃走犯は「よそ見をしていたら当たってしまった。ボンと音がしたが、周りに何も見えなかったので気のせいだと思った」と主張しています。いやはや……。

 沖縄のドライバーは任意保険に入っていないケースが多いそうですが、幸いな事に、このひき逃げ犯は保険に入っていました。しかしそこでまた新たなる問題が勃発します。即ち“保険金の払い渋り”です。

 保険は某共済だったのですが、事故発生から3ヶ月以上経過した今も、物損に関して何ら進展がないのです。こちらは早々に指示された通りの書類を提出しているにも関わらず、まったく梨のつぶて。

 ホームページには「万全なバックアップ体制 ××共済では、保障責任を確実に履行するために、××と××が共同で契約を引き受けます」などといかにも親切なふうに書いてありますが、バックアップして下さるのは保険加入者に対して“のみ”で、被害者に対しては冷淡なようです。

 沖縄の地元では埒が明かないので、“相談受付センター”なるところにも電話してみたのですが、「現地に確認します」と言ったきりやはり梨のつぶて。

 短い間に“ひき逃げ”と“保険金払い渋り”のダブルパンチをくらうという得がたい経験をいたしました。何かと思い出深い沖縄旅行でありました。

 長々と書きましたがM嬢は無事で後遺症もありません。
 バイクはまぁ……カーボン製で修理は不可能ですから新しいバイクを物色中。
 え?P5?そりゃダメだ、高すぎる。

 某共済には弁護士を通じて連絡する手配をしています。

コメント17

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フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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