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ナップスターに弄られたわれらの人生

津田大介×小田嶋隆、東京・北区ブンカ人対談・後編

2014年1月21日(火)

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長期連載「人生の諸問題」スピンアウト編、小田嶋×岡コンビをバラしまして、個別に対談してもらいます。小田嶋さんと津田大介さんとのお話は、北区文化論から、おふたりの人生を変えたあのサービスの深層に向かいます。

(前編はこちら

津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)
1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。大阪経済大学客員教授。J-WAVE「JAM THE WORLD」ナビゲーター。 NHKラジオ第1「すっぴん!」パーソナリティー。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中(公式サイトはこちらから)。(写真:大槻純一、以下同)

津田:僕は、Napstarによって相当人生を変えられたところがあります。ちょうどフリーライター2年目ぐらいのときで、「音楽がただで手に入るなんて、すごい時代になったな」という感慨と同時に、「いや、これ、自分の職業、やばくね?」と思ったんですね。

 だって、ネットが勝手につながって音楽なり、文章なりが流通すると、俺らフリーライターの書いている原稿とかは、たぶんタダになっていくぞ、と。

小田嶋:津田さんの、ライター・デビューは何だったんですか。

津田:毎日新聞社の子会社の毎日コミュニケーションズが出していた「PC Fan」の、1ページのレビュー記事でしたね。よく覚えていますよ。だって、その数カ月前に毎日コミュニケーションズの就職試験に落ちていましたから。

小田嶋:最終で落ちるというパターンのやつの1つですか。(注:これは前編を参照)

津田:落とされ方が悪かったんですよ。だって、毎日新聞本社ビル最上階にある高級なレストランに「ハンコを持って来てください」といわれたので「あ、これはもう合格内定で、意思確認だな」とか思うじゃないですか。で、そこに行ったら、社長面接だった。

小田嶋:ハンコ持って来てくださいといわれたら、最終面接とは思わないですよね。「これで決まりだな」って。

津田:でしょう?

小田嶋:就職試験の面接って、最初は30代の平社員が見る感じだけど、最終面接になると、40代から上の、部長だったり、管理職だったりが出てきたりするじゃない?

津田:場合によっては役員が来たりしますよね。最終面接で「キミは雑誌編集希望とのことだけど、うちは雑誌編集業務だけじゃなく、営業もあるし、就職事業もやってる。そういうのに興味はないの?」って聞かれて、「いやー、まったく興味ありません! 雑誌が作りたいです!」って明るく答えたら落とされました(笑)。

実はオダジマもバンドをやっていた

小田嶋:それで、役員の見る目が正しいのか間違っているのかはともかく、役員の目から見ると、津田さんなんかは、ちょっといけない人なんだよ(笑)。

津田:どうしてもそこで拭えない北区臭が香ってしまうんでしょうね(笑)。(→このあたりも前編で)小田嶋さんのライター・デビューはどんな感じだったんですか。

小田嶋:私は『親子で学ぶパソピア7』の単行本を最初に書いたのが大きかった。当時はパソコン誌がどんどん創刊されていたのに、そっち方面のライターなんかいやしなかったから、声が掛かったのかな。

津田:『パソピア7』を書いたきっかけは何だったんですか。

小田嶋:あれは、それこそ津田さんじゃありませんが、バンドをやっていて。

津田:ちなみに小田嶋さんのパートは何だったんですか。

小田嶋:俺はキーボード。ちゃんとソロを取るんじゃなくて、音を厚くする係ってあるじゃない? それで、ドミソ~♪なんてやっていた。

津田:はいはい。コードで、ストリングスにしてね。

小田嶋:そうそう。ストリングスの音にして、シェーン~♪みたいなのがあるじゃない。それでドミソ~♪ ドファラ~♪みたいなやつをだいたい裏でやってましたけどね。基本的には本業は作詞家だったんですね。

津田:作詞家!

小田嶋:そのバンドで一緒にやっていた人が、ある銀行の電算室のやつで、当時、バイトでパソコンの入門書をたくさん書いていたわけ。

津田:へえ。

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「ナップスターに弄られたわれらの人生」の著者

小田嶋 隆

小田嶋 隆(おだじま・たかし)

コラムニスト

1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、紆余曲折を経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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