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クールビズ普及の真相

2014年5月2日(金)

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 クールビズが解禁になった。
 各局の情報番組は、朝から
「クールビズはじめました」
 という感じの告知動画を繰り返し送出している。
 冷やし中華みたいだ。

 クールビズは、初夏に向けた風物詩というのか、定番の季節ネタとして、いつの間にか、Qシートに組み込まれている。

 冷やし中華に比べて、タイミングが早く感じられるのは、震災の年に、省エネを意識して開始日が1カ月前倒しになった設定がそのまま生きているからであるらしい。

 日本の夏は暑い。
 5月には、ヨーロッパの夏ぐらいの気候になっている。
 だから、そもそも背広には向いていない。
 多くの会社員は、一刻も早くネクタイを外したいと願っている。
 そこへもってきてのクールビズ解禁だ。
 これはありがたい。


目には青葉 山ほととぎす クールビズ


 てなわけで、官公庁や都心のオフィスには、はやくもノーネクタイのビジネスマンや半袖のお役人が出勤している。
 めでたいことだ。

 正直に言うと、「クールビズ」という新しい行政用語が発表されて、小池百合子環境大臣がしきりにその言葉を繰り返していた当時、私は、この運動をバカにしていた。

 もう少しはっきり言えば、
「見え見えの人気取りじゃないか」
 ぐらいに評価していた。
「どうせ定着するわけないんだし」
 と。

 ところが、結果を見るに、クールビズは、わが国のオフィスを着々と席巻しつつある。
 ひと夏で一気に普及したわけではなかったが、たとえば、10年前とくらべてみれば、オフィスで働く人々の服装はすっかり様変わりしている。

 ネクタイは、既に正装の一部であることをやめて、マフラーや手袋と同じジャンルの、防寒具の立ち位置に後退しているのかもしれない。

コメント23

「小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明」のバックナンバー

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「クールビズ普及の真相」の著者

小田嶋 隆

小田嶋 隆(おだじま・たかし)

コラムニスト

1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、紆余曲折を経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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