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バケツリレーの違和感

2014年8月29日(金)

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 いまさら「アイス・バケツ・チャレンジ」(以下「IBC」と勝手に略します)にコメントするのは手遅れだろう。
 見解は出尽くしている。
 このタイミングで、私が何を言ったところで、ほかの誰かの発言の受け売りになるはずだ。

 なので、ここでは、IBCそれ自体ついて、特段に感想を述べることはしない。
 代わりに、IBCがその連鎖の前提にしている(と思われる)「知名度」について思うところを書いてみたい。

 ツイッターや「はてな」周辺を巡回した限りでは、IBCの趣旨については、多くの人が、大筋でポジティブな評価を下している。

 私自身も、趣旨は悪くないと思っている。

 ただ、趣旨や動機や結果としてもたらされる波及効果についてはともかく、人々の意見は、「知名度」(「名声」と言った方が良いかもしれない)について触れた時点から、ゴチャゴチャと荒れはじめることになっている。

「売名行為じゃないのか」
「いい人ごっこだよね」
「っていうか、セレブ認証リレーじゃね?」

 底意地の悪い見方だとは思うのだが、ネット上に流れてくるセレブリティーの動画をいくつか眺めていると、やはり、そういう気持ちが動く。

 そういう気持ち、というのはつまり、
「なんでオレが見物席に座らされているんだ?」
 という釈然としない後味のことだ。
 置いて行かれた感じと言っても良い。

 今回は、有名人の皆さんが公開している善意の連鎖を鑑賞した後に、見せられた側の心の奥底に残る釈然としない気分について書こうと思う。

 知名度は、やっかいなものだ。
 このテーマについては、2010年5月の当欄で一度扱っている。今回の話題と直接の関係はないのだが、参考までにリンクを張っておく

 多くの人間は、知名度に対してクールになれない。
 誰もが有名になることに憧れているわけではないが、有名であることがもたらす効果が気になっている人はたくさんいる。

 有名人そのものに憧れている人もたくさんいる。
 有名人自身も同様だ。

 彼らは、ある部分では、自分の知名度を持て余しているし、不快に思ってもいるかもしれない。
 が、その一方で、自分が知名度の中にいることに満足しているはずだし、適応してもいる。

コメント41

「小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明」のバックナンバー

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「バケツリレーの違和感」の著者

小田嶋 隆

小田嶋 隆(おだじま・たかし)

コラムニスト

1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、紆余曲折を経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官