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衝撃の事実。デミオはGTカーだった!

番外編 マツダ デミオ【箱根試乗編・中】

2014年10月3日(金)

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 みなさまごきげんよう。

 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 紅葉を求めて秋風も爽やかな越後の高原に来ております。
 しかし山が染まる紅葉にはまだ間があったようで、山奥に分け入っても残念ながら木々はまだ緑のままでありした。

少し気が早すぎましたか……。漸く見つけた「紅葉」もまだこの程度。

 紅葉は見られませんでしたが、この季節のドライブは本当に気持ちが良い。
 窓を全開にしてワインディングを飛ばすと、日頃のストレスも吹き飛びます。
 え? お前にストレスなんか有るのか、ですって?

 失敬な。私にだってストレスくらい有りますよ。昨日だって飲んだ帰りに乗っていたタクシーの運転手が信号無視して捕まっちゃうし、もう大変なストレスです。

 取り締まりのお巡りさんから、「お客さん、ちょっと時間が掛かるから他のクルマを拾ったほうが良いかもよ」と言われてその通りにしたのですが、お巡りさんに「お客さん」と言われるのも不思議な気持ちです。

 ともかくですね。高原を飛ばしていた訳です。するとスキー場のパーキングに大変な数の改造車が停まっている。しかもその改造度合いがハンパではない。ちょっと覗いていきましょう。

どわー。これは凄い。メルセデス旧旧Eクラスの4枚ドアにオープンなんか有りましたっけ?しかもガルウィング。
無論そのようなモデルは存在しません。Bピラー、Cピラーもろとも屋根を切断されたのです。ご覧くださいこの見事な切断面。スパッと潔く斬っておられます。Bピラーの構造が分かるカットモデルのようです。

 しかしこれは凄いなぁ。改造費もハンパなものではないでしょう。見渡すと怖そうなクルマの回りにはそれに相応しい怖そうな方々が大勢座って談笑しておられます。どうやらこのテのクルマの品評会のようです。せっかくだからグルっと回ってみましょう。

シャコタンとかそういうレベルの話ではありません。昔は路面とのクリアランスを「ピース一箱分」などと言い表したものですが、これはピース一本分も有りません。平坦な道を走るのも難しいでしょう。コンビニに入ることなぞ金輪際不可能です。

 オーナーの方に話を伺うと、特注の車高調エアサスが組んであって、走るときには車高を上げるのだそうです。なるほど。「今は少し上げてあるけど、地面にベッタリ着けることも出来ますよ」とのこと。うーむ。

これも凄いなぁ。ロアアームを伸ばしてキャンバー角をネガティブにセッティングした、所謂「ハの字」であります。鬼のようにキャンバー角を取ったので「鬼キャン」と言うのだそうです。

 姉キャンは女性誌で、覚キャンはゲームの垂直降下技ですが、鬼キャンはクルマの改造手法の一つです。でもタイヤの片減りが……と、そんなケチなことは考えないのでしょう。

 で、こちらはこのコンテストで優勝したセルシオのオーナーである森直樹さん。横浜で会社を経営されている方です。クルマも怖いですしご当人はそれに輪をかけて怖そうなので、恐る恐る声をかけてみました。

これはすごい。前後で跳ね方の異なるガルウィングのセルシオ。巨大なトロフィーを手にしたウィナーの森さん。

F:あのう。不躾なことを伺いますが、改造費はどれくらいかかるものなのですか。

:だいたい1千万くらいですね。

F:イ、イッセンマン……!改造費だけで?

:そう。改造費だけで。もう1台レクサスが有るのですが、そっちには2千万ほどかけています。

F:あうあうあうあう。

:いろいろやっていくと、どうしてもそれくらいはね。

F:しかし近所に買い物に行くときなどは目立って仕方がありませんね。

:ははは。普段は乗りませんよ。これはショーの時だけです。普段のアシにはベンツとかね。遠い場所のコンテストだと、陸送するときもありますし。

 「ベンツとかね」ということは他にも凄いクルマをゴロゴロ所有されているのでしょう。

 森さんはあちこちのコンテストで優勝されている、この世界の有名人でした。

森セルシオのリア部分。「Never give up a custom」のコピーが氏のスタイルを表しています。これが完成形ではなく、まだまだ改造を続けるという決意表明でしょう。

 いやぁ、世の中知らないことだらけです。勉強になりました。

 さてと。それではボチボチ本編へと参りましょうか。

 マツダ デミオの公道試乗リポート続編です。

*   *   *

 と、本題へ入るその前に。

 前号の記事(「前言撤回。デミオはスポーツカー…ではない?」)を上げた日の夜に、マツダの常務執行役員であらせられる「藤原大明神」こと藤原清志氏から長いメールを頂きました。まずはそちらをご覧ください。もちろんご本人からの転載許可を頂いています。

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「衝撃の事実。デミオはGTカーだった!」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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