男の夢は、「無事生還」

第263回 トヨタ ランドクルーザー70 【開発者編】

 みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 昨年バイクの練習中にスッ転んで鎖骨を粉砕骨折してしまった訳ですが、ようやく骨がくっつき、入院する時間も出来たのでプレートを抜く手術を受けて参りました。

これが去年折れた時の写真。ポッキリいってます。端の方が折れているので、遠位端骨折というのだそうです。
そしてこちらがプレートを入れた写真。グロいなぁ……。

 左肩は5年ほど前に肩鎖関節を同じくバイクでコケて脱臼しておりまして、人工靭帯を入れる手術を受けています。本来は残置するはずの固定具が浮いてきてしまったので、それを抜去する手術も1年後に受けました。で、今回は同じ左肩を骨折してしまい、プレートを入れて再び抜くのですから、入院手術は今回で実に4回目。病院側としても「いい加減にして下さい」というところでしょう。こんな所で顔になっても仕方がないですからね。ホント、いい加減にします。

 私が入院すると必ず騒ぎが起きるのですが、今回問題となったのは無断外出でした。

 入院初日、夕食の後はとてつもなくヒマなので、近所のコンビニにブラっと買い物に行ったのです。この病院は売店もないし、初日はただ寝るだけで何の処置もありませんから痛くも痒くも眠くも無い。散歩がてら、ブラっと水とヨーグルトと月餅を買い求めに。

 コンビニ袋を下げて病院に戻ってくると、私の部屋の前が何やら騒がしい。いやどうもどうもと病室に入ると「どこへ行ってたんですか!」と。「あの、水とヨーグルトを買いに近くのコンビニに」「そのこと、誰かに言いましたか?」「いえ……誰にも……。まずかったスか?」。

 院外に出るときは、例え近所のコンビニでも必ず“医師の許可”が必要なのだそうです。
 実は今までの入院でも毎回買い物に出ていたのですが、何も言われなかったのは単に外出がバレていないだけだったなようでして。看護師さん4人に囲まれて大目玉を喰らいました。とほほ。

問題の水とヨーグルトと月餅。

 手術そのものはおかげさまで大変上手くいきまして、術後経過も順調であります。
 これから辛く悲しいリハビリの日々が続くことになりましょうが、まあ焦らずじっくり直していきます。ドクター大西、たいへんお世話になりました。

名医の誉れ高い主治医の大西和友先生。どうもお騒がせしました。
こんなのが1年以上も肩に入っていたのですからね。文字通り「肩の荷が下りた」感じです。

 プレート抜いて身体が軽くなったので、退院した週末は名古屋まで鮟鱇鍋を食べに出掛けました。予約が取り辛いことで有名な、「得仙」であります。食べ歩き仲間である集英社の松田氏からのご紹介。ありがたや。

「予約10年待ち」なんて噂もありますが、さすがにそんなことは無いでしょう。ただ、食べに来た人は例外なく翌年の予約をしていくので、「新規参入」が難しいことは事実。最初は出汁に伊勢海老と牡蠣を入れてさらに濃厚なスープにしてから鮟鱇を投入します。なんと贅沢な。
名古屋の夜の帝王が勢揃い。足を投げ出している2人は、だらしが無いのではなく、朝から60キロのウルトラマラソンに出場してきたからです。60キロ? ありえん……

 この後ひつまぶし備長鈴木大兄に「夜の名古屋の歩き方」をみっちりご指導頂きました。詳しいことは書けませんが、何もかもがケタ違いで腰が抜けました。肩が治ったと思ったら今度は腰です。

 さてさて、それでは本編へと参りましょう。
 10年ぶりに国内販売が復活したトヨタランドクルーザー70のチーフエンジニア小鑓貞嘉(こやり さだよし)さんからお話を伺います。

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著者プロフィール

フェルディナント・ヤマグチ

フェルディナント・ヤマグチ

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

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業務でランクルに乗って災害現場の調査に入っていたことがあります。アルピニストが岩場でルートファインディングをする目で地表を眺め、傾斜や露岩の位置、ガリーや弱い堆積物を読んでルートを定めて入っていきます。スーパーローでは歩くほどの速さで、でもトルクフルなエンジンとロバストなメカはしっかり人員と機材を運んでくれました。現場では方向転換してからキーを挿したまま降車して調査。いざという時に1秒でも早く逃げるため。そんな用途にはこの上なく信頼の置ける相棒でした。(2014/12/05)

そもそもランクルとランクルプラドは(70がプラドの派生元とはいえ)別の車種でしょうに。(2014/12/04)

ハイリフトジャッキのかけられるバンパーを持つ乗用車(笑)にかれこれ10年ほど乗っておりました(20年ほど前ですが)。デフロックが無いと、たとえば4ページ目の写真のように左前脚が浮いたときに、右後足がスリップする路面だと、ここから動けなくなります。前後デフロックが装備できる70をずいぶんうらやましく思ったものでした。まあ、ハイリフトジャッキの使い方とチェーンの巻き方はずいぶんうまくなりましたが(苦笑)。ちなみに、カタログで比較すると、FJに負けているのはランプブレークくらいで、アプローチもディパーチャーも勝ってました>乗用車(2014/12/03)

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