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数年後、マンガ家の収入の3割は電子書籍から

『スティーブズ』第1巻刊行に至る道のり【後】

  • 深川 岳志

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2014年12月19日(金)

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 松永肇一さんが書いたジョブズ小説にマンガ家のうめさんがぞっこん惚れ込んで始まった「スティーブズ」。iPhone向けのマンガアプリは世に出なかったが、その後クラウドファンディングを通じて電子版の連載を開始。「ビッグコミック・スペリオール」での連載が始まって、紙版と電子版の同時発売という快挙を成し遂げた。

 つねに電子書籍の姿が見え隠れしている「スティーブズ」。原作者の松永肇一さんと、マンガ家の小沢高広さん(うめ)のお二人に、電子書籍への思いと、これからのマンガ家像についてお話を伺った。

(前回から読む

うめ
マンガ家 小沢 高広(おざわ・たかひろ、男性、原作担当)と妹尾 朝子(せお あさこ、女性、作画担当)の男女ユニット。『ちゃぶだい』で、第39回ちばてつや賞一般部門ちばてつや大賞を受賞。代表作『大東京トイボックス』はマンガ大賞2012で第2位。2010年1月24日には『青空ファインダーロック』をAmazon Kindleにて発売(日本人初)。
松永肇一(まつなが・けいいち)
エンジニア。マンガ原作者。千葉大学在学中にパーソナルコンピュータ雑誌「ASCII」でアルバイトとしたことでPCに目覚め、卒業後富士通に就職。FM-TOWNSの開発に携わる。2000年にWebマーケティング系の企業に転職。電子書籍に個人的に興味を持ち、米光一成氏の主催した「電書フリマ」にて「電書を対面販売する」というコンセプトの電子書籍配信サーバを開発した。

紙媒体での連載はこうして始まった

手前が松永さん、奥がうめさん

『スティーブズ』が、Web連載から雑誌連載へ行き着く道筋は?

うめ:クラウドファンディングの中に「連載交渉権」というのがあって、手を上げてくださった編集部がいくつかありました。ただ基本はWeb媒体を考えてました。

 「ビッグコミック・スペリオール」編集長の菊池さんと会ったとき、「『スティーブズ』うちでも取りたかったね」とふと言っていただいて。

紙でやるということは、これまで2割仕事だったのを8割の方に持っていこうと考えられたということでしょうか。

うめ:そうなんですよねー。じつは1本『大東京トイボックス』の後で描こうと思っていたお話があったんです。もう企画もできていたし、1話目のシナリオはほぼできている状態で、その先数話の展開もできている。なので、最初は小学館のWebで連載しようという案もあったんですけど、スペリオール編集部としてはやっぱり紙で描いてほしいと。
そうなると、パブー版のときのような絵の密度で描くわけにはいかない。メインの仕事になってしまう。

 ただちょうど『大東京トイボックス』が終了するタイミングだったんです。それに宣伝や販売の方面でも、いろいろ新しいことに挑戦してくださるという。だったら新作の労力を全部『スティーブズ』に突っ込みましょう、ということになりました。

 なにより『スティーブズ』を世にばんと出すチャンスではありますしね、この流れは乗っておこうかなと。

スティーブズ』の公式ページ。無料配信サービスを行っている。

「これは銭になるでェ」というよりは作品への愛着みたいなところですね。

うめ:そうですね。銭になるというか、なんだろう、やっぱり松永さんの原作を世に出さないことのもったいなさに耐えられないというところですね。

『スティーブズ』は『スペリオール』に掲載後、Webに電子版が無料でアップロードされますね。電子版の公開は編集部的にはOKなんですか。

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牛島 信 弁護士