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「そんなことはカタログのどこを見ても書いていませんけどね」

第273回 マツダ「人馬一体塾」 その6

2015年2月16日(月)

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 みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 既に多くのメディアで報じられているのでご存じの方も多いと思いますが、「CAR GRAPHIC」のインターネット版として1998年にスタートした「webCG」が、カカクコムによりTakeoverされました。そう、“クルマ好きなら毎日みてる”でお馴染みのwebCGが、“「買ってよかった」をすべての人に”、のカカクコムに、です。

 webCGは、日本経済新聞デジタルメディアにより運営されていたのですが(ご存知でしたか?webCGって、実は既に日経系のメディアだったのですよ!)、その100%子会社である日経デジタルコンテンツに事業を移管し、移管先企業の株式66.5%をカカクコムが買い取るという形で子会社化が実現したのです。

 カカクコムのプレスリリースを紐解きますと、目的は「『webCG』の高いコンテンツ制作力と創業より蓄積された膨大な自動車関連コンテンツに加えて、当社のインターネットサイト運営における各種リソースを融合し、『価格.com』及び『webCG』双方のメディア価値を最大化できるものと考えております」、と記してあります。“膨大”と言えば、日経側はそれこそ膨大な顧客データも抱えている訳でして、こちらも魅力の一つでありましょう。いずれにしても今後の展開が楽しみです。

 で、カカクコムの田中実社長。彼は三菱銀行出身の元銀行マンなのですが、クルマ好きが高じて、入行数年後に当時CAR GRAPHICを出版していた二玄社の中途採用試験を受けに行った“過去”が有るのです。面接官はかの小林彰太郎氏。エリート銀行員の立場を捨てて二玄社に転職したいという田中さんを、小林さんは「悪いことは言わない。銀行に残りなさい」と優しく諭したのだそうです。小林さんのお人柄が偲ばれるエピソードですが、それが30年近くの歳月を経て、Takeoverという形で恩返しされるのだから面白い。人生いろいろですが、社運もいろいろであります。

はいみなさま大好きなセレブ自慢です(笑)。キャップを被っているのが田中さん。「B級グルメの会」で定期的にお目にかかっております。今回の会場は新宿の魔境中華「上海小吃」。ここは本当に安くて美味しいです。そういやリンク先の食べログもカカクコムが運営しているのだよなぁ。ぐるなびもあの時にああしていれば……ねえ。

 新橋の焼肉屋で飲んだ帰りの話。駅に向かう道をブラブラ歩いておりますと、けたたましくサイレンを鳴らした消防車が走って来ます。しかもその数が尋常ではない。次から次へと集まってきて、見る間に10台位が駅前通りに並んでしまった。

新橋駅前に集結する消防車。辺りは騒然としております。これは大火事に違いない。

 火事と喧嘩は江戸の華。私は迷わず火事現場へと向かいました。

消防隊員が「道を空けて下さい!」と叫びながら現場へ急行します。

 前から疑問に思って居たのですが、番組改編時に放送される「密着!警視庁24時」的な警察宣伝番組は多いのに、消防を積極的にプロモーションする番組は見たことが有りません。これはどうしてでしょう。絵柄がヒサンになり過ぎるから、という説もありますが、やはり局とのバーターが成り立ちにくいからでしょうか。

現場はここでしょうか。空気ボンベを背負った消防員の皆さんが2階を見上げています。

 それにしてもこの辺りのポン引きは実に商売熱心です。「火事場見学の後に“お遊び”いかがですか?」と声をかけてきます。ことの良し悪しは別にして、この姿勢は見習わなければいけません。

嗚呼しかし、大山鳴動して鼠一匹。イタズラ電話だったのでしょうか……。

 最近は警察にイタズラ電話をかける大馬鹿者がいるそうです。警察や消防へのイタズラ電話は威力業務妨害です。最悪の場合死刑になりますからね。絶対にやってはいけません。

 この日は現場近くの「かるびあーの」で劇作家の前田司郎氏、「anan」編集部の中西陽子嬢と飲んでいました。前田氏とは同じ時期に週刊SPA!で連載していたのでした。

お二人ともごぶさたです。この写真の撮影直後、私の野次馬行為に付き合わせることになってしまいました。最年長なのに軽はずみな行為、深く反省しております。

 さてさて、それでは本編へと参りましょう。
 マツダの操安エンジニア、虫谷泰典さんの骨太講座最終回であります。

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「「そんなことはカタログのどこを見ても書いていませんけどね」」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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