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「聴く」と「訊く」――不恥下問で成功する

2006年5月25日(木)

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 平均的には日本の人々は丁寧に人の話を聴く方だと思います。私はよく講演を頼まれますが、いつも聴衆のマナーの良さに感心、感謝しています。世界の観光地では輪になってガイドの話を静かに聴いている東洋人は間違いなく日本人であり、他のモンゴロイドではありません。

 日本人は人の話に耳を傾けて聴くことは得意ですが、相手に質問する「訊く」のはどうも不得意のようです。国際会議の場でなかなか日本人の質問者が見当たりません。たまにいても質問というよりも、自身の見識を述べるケースが多いような気がします。

 確かに、訊きにくいことはあります。分かりにくい道案内に困っている時に、通りがかりの人に道を訊くのは遠慮があります。電車の中で車内アナウンスを聞き逃してしまった場合、隣の人に確かめるのも、ちょっと勇気が必要です。顧客の真意を探りたくても、面と向かって訊けるものではありません。

 とはいえ、訊かないことによる損害は計り知れません。自分で道を探しても、結局見つからない、時間を割いて講演会に参加したにもかかわらず疑問を残したまま。これらは時間をロスするだけで、何も実りがありません。いわんや、推測でピント外れの提案書を懸命に書いて競合に負けてしまえば、費用はもちろん収益機会を逃したことになります。

「訊かない」は、他人に損害を与える

 我々は訊かないことによる損害を、はっきり認識すべきです。この損害は訊く方だけではなく、訊かれる方にも被るのだと気づくべきです。道を訊かれないのは言うまでもありませんが、仮に訊かれたとしても地元の人は何の損害もありません。

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