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女性がトイレにいても平気な男性の本質

2006年6月22日(木)

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 日本の人はあまり気にかけないのかもしれませんが、日本では女性が正々堂々男性トイレに入る場合があります。既にお分かりだと思いますがそれは掃除の女性です。

 「おばさんじゃない。別に」とつぶやく男性がいるとしたら、それはおかしなことだと思います。あなたは50歳になったら男性としての自覚がなくなるのでしょうか。それとも男性として異性への興味を失うのでしょうか。「子供を産めない女性は女性じゃない」と暴言を吐いた古い政治家が過去にはいましたが…。

 あなたが蔑むおばさんたちは、つい最近まで若い女性であり、彼女たちの心は少しも「女性」の部分を失っていないはずです。生活の知恵と心の忍耐力は増している分、さらに魅力的な女性になっているかもしれません。中高年であっても女性が傍らにいると、僕はとてもではありませんが用を足すことはできません。

 もちろん、ほとんどの人は女性を気にかけながらも仕方なく利用していると思います。僕が気にしているのは、あなたの中に知らないうちに「女性を女性として見ない」ような自分はいないのか、ということです。

現代社会にいまだ息づく不条理と非合理

 このコラムを始めてから、「2000年も独自の文化でやってきた日本に、お前のような中国人から文句を言われたくない」と言われたことがあります。このコラムの趣旨はあくまでも傍目八目です。それを理解してください。

 外国人というマイナーの存在の僕から見ると、同じようにマイナーな立場にいる女性があまりにも不条理な言動に苦しめられています。科学技術が発達した現代においてでさえ、合理性に欠ける言葉にいまだに苛まれている。

   例えば、母親が愛情を込めた手料理を食べさせないと素直な子供が育たない、といったこと。どこかの県で教育に成功しているという評判の小学校があるそうです。その理由の1つが、生徒が皆、朝からお母さんの手作り料理を食べているからだ、というので。しかもそれは、日本古来のご飯と味噌汁だからというものでした。

先進国の共働き家庭の子供は、デキが悪くなる?

 この話を聞いて、僕は妙な気分になりました。子供に手料理を食べさせることがなかなかできないような共働き夫婦の子供は、どの子もデキが悪くなってしまうのでしょうか。先進国では女性の就職率が高いため、朝は牛乳とコーンフレーク、それにサラダを出す家庭が多いそうです。では先進国の教育は、失敗しやすいのでしょうか。日本人は遺伝子上、ご飯と味噌汁を食べないと健やかに成長しないようになっているのでしょうか。

コメント55件コメント/レビュー

トイレ掃除の問題、まず、外国ではどのように対処しているのか知りたい。次に、例えば、さほど大きくないビルで、トイレ掃除の人が一人ですべてのトイレを掃除できるとするとどのような人を雇うべきでしょうか?年齢はともかく、女性を一人雇うということになるのではないでしょうか?この問題は、「男性用のトイレ清掃と女性用のトイレ清掃のためにわざわざ二人の人間を雇う必要はない。男性用のトイレに情勢の清掃員が入ってきても男性は我慢する」という社会的な合意が成立してるだけのことだと思います。(2007/03/01)

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いただいたコメント

トイレ掃除の問題、まず、外国ではどのように対処しているのか知りたい。次に、例えば、さほど大きくないビルで、トイレ掃除の人が一人ですべてのトイレを掃除できるとするとどのような人を雇うべきでしょうか?年齢はともかく、女性を一人雇うということになるのではないでしょうか?この問題は、「男性用のトイレ清掃と女性用のトイレ清掃のためにわざわざ二人の人間を雇う必要はない。男性用のトイレに情勢の清掃員が入ってきても男性は我慢する」という社会的な合意が成立してるだけのことだと思います。(2007/03/01)

初めてコメントさせていただきます、大学生・女性です。コラムを楽しく読ませていただきました。著名な方が男性であっても女性の社会進出についてはっきり意見をあらわしてくださったことに少し安心しました。特にネット上では、女性問題について言及すると、共感してくださる方もいますが、冷静に対応したとしても、女性特有のヒステリーであるとされがちだと感じています。ささいな問題は問題ともされません。マイノリティはどのようにしてマジョリティに、意見を伝えればいいのでしょうか。対等に意見を交換できる、という普通のことがあきらめられている気がしてなりません。(2007/02/04)

この記事をとても共感して読ませていただきました。というのは先日まで私の彼(香港生まれ、オーストラリア育ち、現在オーストラリア在住)と日本を旅していたときのこと、日本の伝統的な経験として温泉に立ち寄りました。彼には温泉に裸で入る(特に公共の場所で裸になる)と言うことにとても強い抵抗を感じていた上に、入浴中に年輩の女性が男性浴場を掃除していたとのこと。彼自身、その光景にとまどったようですが、それ以上にその状況に何の意義も持たない日本の男性人にショックを受けたようです。改めて、日本における男女の扱いについて考えさせられました。今私はオーストラリアにて再び大学に戻り、社会学と心理学を勉強しています。外国にいると、日本では気にならなかった事に疑問を感じたり、他の先進国と比較すると日本の独特の文化に共感をすると同時に、疑問やフラストレーションも感じます。宋さんのブログを初めて拝見し、とても勉強になりましたし、アイディアもいただけました。これからは定期的に読ませていただきます。(2007/02/01)

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三品 和広 神戸大学教授