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「見える化」にこだわる弊害

  • 神谷 秀樹

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2006年7月18日(火)

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 先月、韓国済州島で「第2回バイオクラスターズ・アジア」というコンファレンスを開催し、スタチンというコレステロール低下剤を開発した遠藤章博士に基調講演をお願いした。スタチンは現在世界で3000万人が服用し、年間250億ドルを売り上げている処方薬だ。博士は青かびからスタチンを発明し、その功績に対して「日本国際賞」など多数の表彰を受賞したが、このコンファレンスでも韓国政府から国民を代表して謝意を表す楯が贈られた。

「日本生まれ」でも「外国育ち」が多い

 遠藤博士によれば、基礎的な発明は日本で取り組んだが、認可を受けるまでの開発過程については、米国の研究者や企業の協力を仰いだという。そこで私は博士に「米国を頼る必要があったのは、日本に創薬の基盤が十分に整備されていなかったからか。そうだとしたら、現在ではそうした格差は解消されたのか」と質問した。

 博士からはこんな答えが返ってきた。

 「新薬を作ろうとする時は開発計画をしっかり立てるが、計画通りにいかないことは何度もある。その場合、日本の会社はすぐに『失敗だ』『中止だ』と言い始める。これに対して、米国人は困難にぶつかるほど、それを乗り越えようという強い意欲を持つ。こうした日米の違いは今も変わらない。たとえ日本の製薬業界の規模が今の10倍になり、米国に匹敵するようになっても、この違いは変わらないだろう」。要するに、新薬が生まれるかどうかは「成功への執念」にかかっており、その点においては日米で大きな開きがあるというのだ。

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