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「誰からも見向きもされない」
会社になる方法

  • 田中 陽

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2006年7月26日(水)

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 世界最大の小売業、米ウォルマート・ストアーズの創業者、サム・ウォルトン氏は妻のヘレンさんからこんな言葉をかけられたことがあるそうです。

 「あなた、こんなことをしていたら会社は誰からも見向きもされなくなりますよ」

 彼女が指摘した「こんなこと」とは従業員に対する処遇だったのです。

 これは20年くらい昔の出来事ですが、今、まさにウォルマートは従業員に対する社会保障費負担割合などを巡り大きな岐路に立っています。サム・ウォルトンは従業員をアソシエイツと呼び、家族主義を貫いていたはずでしたが、そのアソシエイツから反発を食らっているのです。

激務のローテーション

 ここで話は、いきなり私の通勤風景になります。会社から自宅に帰る途中の電車の中でこんな光景によく出くわします。

 20代と思われる仲のよさそうな女性2人が、A4判の紙を見ながらため息混じりに話し合っていました。

 「もう少しなんとかしてほしい」
 「なかなか自分の時間が作れない」

 といった内容のことを言っているのです。

 私はつり革にぶら下がりながら、目の前に座っている2人の女性とこの紙をちらちらと見たり、2人の会話を聞いていたのです。

 紙の正体は、ローテーション表です。「早」「中」「遅」といった文字がびっしり書かれていました。2人の女性はファッションビルなどに勤めているアパレルの販売員なのです。ローテーション表を目を凝らして見ると「早」は早番出社で午前8時30分から午後6時まで、「中」は午前11時から午後8時まで、「遅」は午後4時から午後11時まで、だったように記憶しています。

 遅番勤務の翌日が早番出勤だったり、出勤時間が日替わり定食のように変わるようなシフト勤務を強いられているのです。これでは、体調管理は難しいのは明らかです。

 夏物のセールのピークを迎え、売り場は書き入れ時。買い気満々のお客さんを前にして営業の最前線に立つ彼女たち、しかしこれでは、なかなか笑顔の接客ができないのではないでしょうか。

 このことが気になってある関係者にこの話をすると、女性販売員を巡ってはもっと深刻なことが起きているというのです。

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