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多様性の吸収力が勝敗のカギ
Wintelも日本の家電11社体制も曲がり角

デジタル産業の未来と進化

2006年11月1日(水)

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 半導体をはじめとするハードウエア技術が急速に進歩し、ブロードバンドによる通信環境が国策として強化される状況にあって、通信と放送は限りなく接近している。世界の中で日本の企業が競争力を持つには何が必要か。「規格」と「標準化」の問題はどうとらえればよいか。通信と放送の「融合」という変革期にあたって、4 人のリーダーに聞いた。



■ Panelist ■

インテル日本法人 代表取締役共同社長
米Intel セールス&マーケティング統括本部副社長
 吉田和正

ソフトブレーン マネージメント・アドバイザー 宋 文洲

東洋大学 経済学部 教授(社会経済システム学科) 経済学博士 松原 聡

フィノウェイブインベストメンツ 社長 東大総研フェロー 若林秀樹

日経ビジネス編集長 井上裕
Moderator
日経ビジネス
編集長
井上裕

井上 「大融合時代のデジタル・エコノミー」がテーマですが、まずお一人ずつ、デジタル化社会の現在と今後の見通し、課題などについてお話しください。

インテル日本法人 代表取締役共同社長 米Intel セールス&マーケティング統括本部副社長 吉田和正氏
インテル日本法人 代表取締役共同社長 米Intel セールス&マーケティング統括本部副社長 吉田和正氏   (写真:小嶋三樹 以下同)

吉田 半導体の技術革新は、高集積・高性能と低消費電力を追求、1965年以来、約2年ごとに集積度が倍になり、性能も倍という状況で、現在でも40年前の「ムーアの法則」は生きています。今後、マイクロプロセッサーは、コアと言われる演算ユニットの数を増やすことで性能向上と電力効率の向上を図り、ハードは進化していきます。

 また、無線のネットワークが進化し、4G携帯電話の世界やワイヤレスブロードバンド環境が身近になると、新しいサービスやアプリケーションが登場、そのコストも大幅に下がると思います。そのアプリケーションでは、RMS、つまり認識、マイニング、合成の技術が進化し、例えば医療分野などでの利用形態が高度化していくと思います。

人々の幸福を増大するブロードバンド政策を

 この10年間、ハードウエアもソフトウエアも爆発的なスピードで変わってきました。しかし、人々の生活はどうでしょうか。ライフスタイルやワークスタイルはどれほど変わったでしょうか。幸せの度合いとか価値観となると、それほど変わっていないのではないでしょうか。そこにこれからの技術の課題があると思います。だからハードウエアの技術もソフトウエアの技術も、私たちのライフスタイルを変えていく方向で考えていただきたい。そのためには当然、経営者のマネジメントスタイルも変えなければいけません。

 もう一つ、重要なことは標準化についてです。日本では、標準化と言うと、同じことをするという意味にとらえがちですが、本当の意味で標準化をするには、異なるものを認知し、吸収して受け入れる力が必要です。差異化、特殊性を言い立てるのではなく、異なるものをいかに便利に使えるようにするかと考えるのです。そうした多様性を吸収する構想力が本当の標準化につながると思います。

ソフトブレーン マネージメント・アドバイザー 宋 文洲氏
ソフトブレーン マネージメント・アドバイザー 宋 文洲氏

松原 私は、制度や政策は現実の技術や経済に非常に大きな影響を与えるという確信を持っています。一番よい例が、IT・デジタル関連です。2000年、日本の情報通信のユーザー状況は先進主要国ではビリでした。そこで、いま総務大臣の竹中平蔵さんやソフトバンクの社長の孫正義さんが、当時の森喜朗総理大臣にIT革命の重要性を説明した結果、政府がIT改革に踏み切り、競争的な環境を作っていくことになったわけです。

 現在、少なくとも通信インフラに関しては、日本は世界で一番速くて安い国になっています。私は今年1月から半年間、「通信と放送の在り方に関する懇談会」の座長を務めましたが、報告書の中で2011年度を完全デジタル化の年度と位置付けました。2011年度段階で全国民と産業がデジタル化・IT化など技術革新のメリットを最大限享受できる体制を作るというものです。

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