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イノベーションがビジネスを変える
世界トップを走るR&D部門の条件

CTOサミット

2006年11月1日(水)

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 CTO サミットでは、まず日本IBM の技術部隊を率いる内永ゆか子氏が「新たな段階に入ったイノベーション戦略」と題して講演した。その後、成長を続けるグローバル企業のキーパーソン3 人が「世界トップを走るR&D 部門の条件」をテーマに、日本企業がデジタル分野でイノベーションを生み出していくにはどうしたらいいのか、それぞれに異なる視点から議論した。



■ Panelist ■

日本アイ・ビー・エム 取締役専務執行役員 開発製造担当 内永ゆか子

日本アイ・ビー・エム 執行役員 大和システム開発研究所長 久世和資

富士通研究所 代表取締役社長 村野和雄

クアルコムジャパン 代表取締役社長 山田 純

日経エレクトロニクス副編集長 今井拓司
Moderator
日経エレクトロニクス
副編集長
今井拓司

内永 イノベーションという言葉が新たな意味で注目されるようになったのは、2 年ほど前に米IBM会長のサミュエル・パルミサーノが言い出したのが始まりだと思います。「技術革新」と訳されますが、単に技術的な事象だけではなく、「テクノロジー」とともに「社会の仕組み」と「ビジネスモデル」が変わっていくときに我々はそれをイノベーションと呼んでいます。

今や変化は予測不能に
ならば業務分割して即応

 産業史を見ても、新技術が新しいビジネスを生み、投資フィーバーが起きてそれが一度破綻する「Installationフェーズ」から、業界標準や法制面の整備とともに成熟していく「Deploymentフェーズ」を繰り返しています。しかも、変化の速度は加速しています。今、IT産業は、Deploymentフェーズに入ってきている時期ですが、具体的にはどう変わっていくのでしょうか?

 IBMではイノベーションを6 つの視点に分けています。テクノロジーの「製品」と「サービス」、ビジネスの「ビジネスプロセス」と「ビジネスモデル」、そして社会の仕組みは「経営と企業文化」と「政策と文化」です。最初のトリガーはやはりテクノロジーです。プロセッサーやネットワーク、センサーなどの急速な進歩はまだ当分続き、世界中に広がって、より多くの情報が行き交うようになり、世界はフラット化して世界中の些細な出来事が自社に影響を及ぼすようになります。何が起きるか予想できないようになるわけです。

日本アイ・ビー・エム 取締役専務執行役員 開発製造担当 内永ゆか子氏
日本アイ・ビー・エム 取締役専務執行役員 開発製造担当 内永ゆか子氏   (写真:陶山勉 以下同)

 そうなると、従来のような静的な立案や業務効率化ではビジネスを進めることが難しくなります。そこで、センサーを敏感にして変化に対する即応性を持たせるのが効果的です。具体的には、企業のビジネスを業務単位でコンポーネント化することを勧めています。業務を「戦略」「戦術」「実行」の3 つに分けるのです。パソコン事業のレノボへの事業譲渡もこの手法でうまくいきました。

 それぞれを支えるITインフラも、自由に組み合わせることができるSOA(Service Oriented Architecture)が有効です。これでフローを切り出してコントロールすると業務の流れが変わってきます。Web2.0で新しいビジネスが誕生していますが、互いにビジネスを補完する形で企業グループができて、共通の利害関係を持つようになります。ルーズにお互いにコラボレートしながらビジネスすることが増えます。その特徴は「グローバル」「複合領域的」(Multi-disciplinary)「コラボレーティブ」「オープンスタンダード」 であり、これからのユビキタス世界を支えていくことになるのです。

迅速な意思決定がやはり重要
ビジョンを示して共有する

今井 内永氏の講演を踏まえ、どのようにイノベーションを生むか、どう新事業を創出するか、そして、いかに技術をビジネスに結びつけるかについて議論します。

 日本IBMの久世氏は、以前は東京基礎研究所所長として、日本発の研究成果を世界に広げる立場におられました。富士通研究所の村野氏は、研究成果の事業化に意欲的に取り組まれています。携帯電話の無線通信技術で知られるクアルコムジャパンの山田氏は、ベンチャー企業での経験も含めて日本企業の方法論を検討していただきます。

 最初にパネリストの方々に、自社での研究開発部門の位置付けなどを説明していただきましょう。

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