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官僚化の兆しは「三人称」で分かる

  • 伊藤 雅俊

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2006年11月6日(月)

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 私の経験では、官僚化を防ぐのは大変難しいものです。

 官僚的な人の周りには、官僚的な人が集まるようです。トップが官僚的なら、ミドルにも官僚的な人が多くなります。これはもともと官僚的な人が起用される場合と、そうでなかった人が官僚化していく場合とがあります。

 そうするとミドル以下の人たちも次第にやる気をなくし、適当にお茶を濁して毎日を過ごすようになってしまいます。これは必ず売り上げに反映します。

「私は」ではなく「社員は」と言う人に注意

 官僚化の兆しは、三人称でものごとを説明するところに表れます。

 官僚的になった人は、非常にうまい言葉でいろいろなことを言いますが、一人称でなく、三人称で言うのが特徴です。

 たとえば、「私がやります」とは言わずに、「社員はやるべきである」といった言い方をします。自分が分担すべき事柄についても、三人称で表現したりします。

 私は三人称でものを言う人は不要であり、一人称で話す人こそ必要な人材だと思います。

 なんでも一人称で言えばいいのかというと、そうではありません。何もかも1人でやろうとしても、できるわけがありません。そんなに完璧な人はいないのです。それなのに、なんでも一人称で「俺が、俺が」「私が、私が」とやるようでは、誰からも信用されなくなるでしょう。

 自分がやるべきこと、できることを、「やります」と言うのが大切なのです。それが謙虚な姿勢であり、責任ある態度だと思います。

謙虚さは商人にとって欠くことができない要素

 謙虚とは、「へりくだって心がさっぱりしている」という意味です。電車の中でお年寄りに席を譲ったり、小さな子をかわいがったりするのも謙虚さの表れですが、売り場の仕事で言えば、お客様を心から大切にし、決して思い上がった振る舞いをしたり、迷惑をおかけすることのないように心がける精神です。

 小売業や外食産業、サービス業に携わる者には、欠くことのできない要素と言えます。ところが、この大事な心がけを時折忘れてしまうことがあるのです。

 イトーヨーカ堂のある店で、正月に特級酒が品切れになっていたことがありました。

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