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県庁の挑戦~ハコモノ行政はもういらない
(長崎歴史文化博物館編)

  • 鶴岡 弘之

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2006年11月13日(月)

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この記事は、テキストと動画の組み合わせで多角的にお届けします。動画は、長崎県の金子知事と長崎歴史文化博物館の大堀館長へのインタビューを中心とした約6分間のスペシャル番組です。テキスト記事と併せて、ぜひ動画をご覧ください。 (日経ビジネスオンライン)

※動画再生をクリックしてもご覧になれない方、またはOSがMACの方はこちらから
(システム条件がWindows XP Service Pack 2 or Vista以降で、Quicktime7.2が必要です。MACの方は、Mac OS X v10.3.9とv10.4.9以降。必要に応じてインストールをお願いします。
Quicktime:windowsMac)
また、Windows VistaのInternet Explorer7でご覧になれない方は「スタート」⇒「コントロールパネル」⇒「プログラム」⇒「規定のプログラム」⇒「プログラムのアクセスとコンピュータの規定の設定」⇒「カスタム」⇒「規定のメディアプレイヤーを選択してください」で「Windows Media Player」を設定してください。


動画再生

 前回は、長崎県が生み出した画期的な美術館、「長崎県美術館」を紹介した。長崎県には文化行政のイノベーションによって生まれたもう1つの施設がある。2005年11月にオープンした「長崎歴史文化博物館」(長崎県長崎市)だ。「近世長崎の海外交流史」をテーマに、「大航海時代」以降(15世紀以降)の外国との交流、貿易などに関する約4万8000点の歴史的な資料を展示している。

 長崎歴史文化博物館は、長崎県と長崎市が共同で設立した。発端は金子原二郎・長崎県知事が「長崎の歴史と文化を生かしたまちづくり」を唱えたことだった(前回記事を参照)。長崎歴史文化博物館が建つ「諏訪の森地区」には、もともと博物館と美術館を1つにした「長崎県立美術博物館」(1965年設立)が建っていた。その美術博物館には、長崎ならではの南蛮文化や出島に関する歴史的資料、スペイン美術のコレクションなどが豊富にあったのだが、県民が足を運び、観光客も呼べるような施設になっていなかった。

図版
長崎市の諏訪の森地区に建つ長崎歴史文化博物館。設計は黒川紀章氏が手がけた

 そこで金子知事は、長崎特有の歴史や文化を生かして諏訪の森地区を再開発することを唱えた。その結果、誕生したのが、長崎県立美術博物館の収蔵品と、市営の長崎市博物館の収蔵品を1カ所に集めた長崎歴史文化博物館である。長崎歴史文化博物館の設立に伴い、長崎市博物館は閉館となった。また諏訪の森地区に建っていた古い知事公舎も取り壊された。

子供たちの目線に合わせる

 長崎歴史文化博物館には、長崎県美術館に負けず劣らず多くの人が詰めかけている。来館者の数は、オープンしてから9カ月で年間目標の40万人を突破。その2カ月後には60万人も突破した。前身である長崎県立美術博物館の来館者数は、年間で約14万人(2002年)だった。同じ場所でありながら、来館者の数は4倍以上に膨れ上がった計算になる。「常設の展示に毎日700人も800人も見に来る博物館なんて、全国に例がない」と、金子知事は顔をほころばせる。

 なぜ、これほどの人が集まるのだろうか。最大の理由は、博物館の運営に経営の視点を取り入れたことにある。館長の大堀哲氏は、「今までの博物館には経営の視点が決定的に欠けていた」と言う。この博物館を訪れる人が絶えないのは、まさに経営戦略の成果だと言える。

 まず行ったのは、ターゲットの明確化だ。「科学系の博物館では、一般的に来場者の約7割は青少年で、とりわけ小学生が多い。それにもかかわらず、今までの博物館は高校生以上を対象に、学芸員が自分たちの研究成果を発表する場となっていました」(大堀館長)。

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