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うつ状態で“休職満了直前の復職”の取り扱いは?(前編)

  • 河下 太志,亀田高志

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2006年11月27日(月)

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 最近企業内で大きな問題として取り上げられている社員のメンタルヘルスについて、産業医と弁護士がそれぞれの立場でアドバイスをする。毎回、事例に基づいた相談内容を、管理者向けに解説する。前編は産業医のアドバイス。


 製造管理システム会社の人事労務課長を担当しているSと申します。従業員数は嘱託、アルバイトを含んで700人程度です。弊社システム開発部門のKについて相談があります。

 Kは入社6年目で28歳、独身です。入社2年目に担当したあるプロジェクトから、休みがちとなり約半年から2年弱の長期休みを合計4回繰り返してきました。「うつ状態のため」という診断書がその度に提出されてきました。今まで3回の復職を試みていますが、いずれも復帰後2週間から3カ月位で再び休むようになり失敗に終わっています。

 社就業規則は療養・復職を繰り返す社員のことは想定していなかった時代に作られたもので、休職期間を積算することにはしておらず、結核症でない休職に対しては勤続5年から10年間では、最大24カ月の休職期間が設けられています。病気で長期に療養する場合には、当初は有給休暇を使うか、診断書に基づいて欠勤とし、欠勤が3カ月間を超えた段階で病気休職になります。

 今まで、Kのようなケースがなかったので人事の内規として復職してから、1カ月以上、通常の勤務ができれば休職期間はリセットし、1カ月未満で再び休み始めた場合には休職期間を積算するという運用をしており、労働組合に対してもそのように説明してきました。

 病気休職から復職する場合には、月半日、産業医をお願いしている近くの内科クリニックの先生に復帰の可否や注意事項のアドバイスをもらってきました。Kの3回の復職に際しても、主治医の診断書を提出させ、それを元に産業医の先生に一度診てもらい、その助言を踏まえて、会社が復職の決定をしてきました。

 Kの3回目の復職は2週間しか持たず、4回目の休みになって、現在に至っています。Kの今回の休職は3回目の休みからもう24カ月目に入っています。先月末に電話でKに休職満了期日を伝え、復職できそうであれば診断書を提出することと、産業医との面談が必要であることを説明しました。

 その後、満了日2週間前になって復職可能だが半日勤務でという診断書が送付されてきました。産業医の出務日は月初めのため、判断のための面談ができません。電話で私が産業医に相談したところ復職不可能とは言えないという意見でした。受け入れ部署の所属長Fとも今後の取り扱いを検討の上、システム開発部長と人事部長の了解を得て、休職満了日10日前からの復職を許可しました。

 ところが、翌日から今まで、2週間でまともな出勤は3日しかなく、遅刻と早退を繰り返し、まともな仕事は出来ていません。休職に再度入った場合にはすぐに満了、退職となるので躊躇し踏み切れません。何かよい手立てがあればお教えください。

------「産業医からのアドバイス」は次ページへ

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