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人口が減ってどこが悪いのでしょう

2006年12月21日(木)

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 「少子化」と「人口減少」という言葉は、誰もが前向きにとらえません。「このまま減り続けると…」日本人がやがて恐竜のように地上から絶滅するような杞憂が横行しています。

 しかし、今日もあなたとあなたのご家族が世界でも珍しい狭い住宅に住み、世界でも珍しい込み合う電車に乗り、いつやってくるか分からないリストラの恐怖に怯えています。これは人が多いからです。

 為替レートで見れば日本人の所得は紛れもなくトップレベルですが、別荘を持ったり、ヨットを楽しんだりする日本人は何人いるでしょうか。欧米と比べて日本人が豊かな暮らしを満喫できないのは、無駄や規制や公共事業なども関係していますが、狭い国土に密集して暮らすために不動産など居住にまつわるコストが必要以上にかかり、余暇や遊興にお金を回しにくいこともあるかと思います。

日本の人口密度は中国よりはるかに高い

 ご存じの通り、中国は人が多すぎて困っています。しかし、そんな中国の人口密度は、日本よりはるかに低いのです。「日本には生活に適する地域が少ない」と解釈する専門家が多いようですが、技術力と経済力を備えればインフラ整備が進み、住めない土地も人間が住めるようになるケースが多いです。

 戦前では今よりずっと人口が少なかったのに海外に移民させた日本ですが、なぜ戦後にこれだけの人間を増やしても大丈夫なのでしょうか。それは明らかに経済力と技術力のお陰です。このことは砂漠に国家を建設したイスラエルを見ても分かります。

 しかし、日本の絶対面積は変わっていないのです。日本列島にもう十分に大勢な人々が住んでいることは、通勤や居住など日々の生活の実感や、データなど定量面から見ても分かることです。しかし、不思議なことに多くの人々が、人口増こそが日本にとって重要だと考えてしまいます。

 産業界の人は消費人口が減ると市場が萎むと危惧します。政治家と官僚は若い人が減ると年金が足りないと心配します。有識者は人口が減ると日本人が居なくなると恐れます。

 グローバル経済の恩恵を受けて大勢の人口を養えるようになった日本ですが、ゆっくりした人口減にも怯える企業は日本の人口減を心配する前に自社のグローバル展開を心配した方がいいと思います。

 年金は若い人が増えないから問題になったのではなく無駄遣いとそれに起因する不加入が原因です。人口を増やし続けることは老齢化対策の邪道です。増やした人もいずれ老人となります。増やさなくても「老齢化」の後に必ず「正常化」や「若年化」がやってきます。

人口も自然現象、上下があってよいはず

 人口は増える時もあれば、減る時もあります。それを決めるのは個々人の勘です。1億人以上の人々が体を張って「人口を減らすべきだ」と言っているから、それはそれなりの深い理由があるはずです。株の世界も同じですが、一見合理性に欠ける個々の投資家の投資行為によって形成された相場は不思議に合理性に富んでいます。

コメント216件コメント/レビュー

私も宋氏の意見に賛成です。先週ですか、朝のTV番組で「このままでは、西暦3000年には、日本の人口は30人になる(身支度しながら聞いてたので、数字の記憶が曖昧ですが)」などと、さも大変そうに言ってたのを聞き、「そうなったら、そうなったで、仕方がないじゃん。少子化、少子化と騒いでるわりには、一向に今、現在、生きている子供たちのイジメ問題や幼児虐待に対して、自分たちの立場を気にするばかりで、真の対策をしようとする大人は、少ないんだし」などと思ってしまいました。私は無宗教ですけど、「ノアの箱船」の話を思いだしました。親子・兄弟でも殺し合い、それに何の関心も示さない人の多さ。次々と事件が起きて、すぐに忘れられていく怖さ。他人を死に追い詰めるまで、いじめて喜ぶような子供を育てているのは、私たち、大人の責任、特に親の責任だと思います。もっと生きることの楽しさ、学ぶことの楽しさも教えてあげる人は、周囲に居ないの?と思います。いい人だって居るのも、わかっているし、私自身、少しでも関わる人にプラスの影響を与える人間でありたいと思いつつ、無力感も交錯し、宋氏はじめとする著名な方々のお話や、音楽、絵画など文化からエネルギーを少しずつ、貰っています。高齢化対策は、事務所の光熱費に500万なんて平然と言ってのける政治家や、私利私欲に目が眩んでモラルを失っている政治家にやめてもらい、活用されない道路や建物を作るのを辞め、その費用を上手に回転させることを考えていけば、良いのでは?と思ってしまいますが。(2007/03/15)

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いただいたコメント

私も宋氏の意見に賛成です。先週ですか、朝のTV番組で「このままでは、西暦3000年には、日本の人口は30人になる(身支度しながら聞いてたので、数字の記憶が曖昧ですが)」などと、さも大変そうに言ってたのを聞き、「そうなったら、そうなったで、仕方がないじゃん。少子化、少子化と騒いでるわりには、一向に今、現在、生きている子供たちのイジメ問題や幼児虐待に対して、自分たちの立場を気にするばかりで、真の対策をしようとする大人は、少ないんだし」などと思ってしまいました。私は無宗教ですけど、「ノアの箱船」の話を思いだしました。親子・兄弟でも殺し合い、それに何の関心も示さない人の多さ。次々と事件が起きて、すぐに忘れられていく怖さ。他人を死に追い詰めるまで、いじめて喜ぶような子供を育てているのは、私たち、大人の責任、特に親の責任だと思います。もっと生きることの楽しさ、学ぶことの楽しさも教えてあげる人は、周囲に居ないの?と思います。いい人だって居るのも、わかっているし、私自身、少しでも関わる人にプラスの影響を与える人間でありたいと思いつつ、無力感も交錯し、宋氏はじめとする著名な方々のお話や、音楽、絵画など文化からエネルギーを少しずつ、貰っています。高齢化対策は、事務所の光熱費に500万なんて平然と言ってのける政治家や、私利私欲に目が眩んでモラルを失っている政治家にやめてもらい、活用されない道路や建物を作るのを辞め、その費用を上手に回転させることを考えていけば、良いのでは?と思ってしまいますが。(2007/03/15)

少子化が将来の年金負担者数の減少という観点のみから論じられるので、確かに「大変だ~!!!」ということになる。また、国内市場規模の維持拡大を求めるなら「Mass is power」は正しいこともあるだろう。しかし指摘されるようにもっとゆったりとした生活環境を求めるなら少子化傾向もそれほど悲観することではないと思う。心配される年金元資はまさに税金の無駄使いをやめ、日本特有の高コスト体質を改善すること、それにいくらかの消費税負担増という形で答えを模索する方がより手っ取り早いのではないか。(2007/02/08)

日本人は悲観的に物事を考えることが多いようだというが、実際それよりも危機感ゼロの人が多く、政府と同じく先送りにしているご老人ばかりじゃないのか?あるいはソレを見て諦めの境地になっている人。長い目で見て一過性の問題を見誤り、蓄えるどころか大きな借金を背負う国にそれを乗り切る体力が無い事が心配。無人化を進め効率的な経営なら大丈夫?無人化のようなものは機械があれば出来ることを示し、かつそれは海外でも同じで差別化不可能。大量生産しても売り先は人なので需要以上に生産は意味無し。また、省力化は同時に就職先を無くす事を意味し、全員がエリートでなければ職にありつけんよ。また、人手の介護が必要な老人をどうやって支えるのかね?楽観的な人は自分の意見の根拠についてまともに考えたことがあるのだろうか?(2007/02/05)

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