村上容疑者の裁判を傍聴してきました
少し古い話で恐縮ですが、昨年の12月中旬のある日、インサイダー取引容疑事件で公判中の村上世彰被告は僕の携帯に電話をかけてきました。
「宋さん、今度僕(村上容疑者)の裁判が始まります。ぜひ法廷に傍聴に来てほしい。ご自分の目で確かめてほしい」と。
僕は既に講演の予定があり日程調整に苦労しましたが、裁判のある12月19日の午前中をなんとか空けて、生まれて初めて裁判所に行ってきました。
傍聴券を求める行列はよくテレビでご覧になると思いますが、東京地裁の内部の様子をご存じのない読者は多いかもしれませんので、簡単に紹介します。法廷に入る前には、空港と同様に安全検査を受けます。空港と違うのは、男性の場合、検査を受けてもカバンを法廷内に持ち込んではいけないことです。不思議なことに、女性はハンドバッグを持ち込んでもよいようです。ご存じかもしれませんが、録音装置やカメラは一切禁止です。
夫人と未成年のお子さんが傍聴席の最前列に
村上被告の裁判は、恐らく大変な混雑になるだろうと思っていましたが、外れました。僕が行った19日午前の傍聴席には空席さえありました。世間はこの件に関心を持たなくなっていることを、肌で感じました。
僕にとって、最も印象に残ったのは、傍聴席の中央最前列に、村上被告のご家族がいらしていたことでした。夫人は未成年のお子さんを1人、連れていました。
正直言って僕が村上被告の状況になったら、同じことはできないと思いました。村上被告なりの潔白を信じての行動だと思いますが、夫もしくは父親が法廷内で被告として裁かれている姿を、僕は見せたくないからです。
定刻の午前10時に開廷しました。元ライブドアの宮内亮治証人がお茶のボトルを2本も持って入廷し、余裕の表情で証人席に座りました。続いて村上被告が資料を持って、被告席にそっと座りました。
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