「戦略的・家計運営術」

戦略的・家計運営術

2007年4月9日(月)

保険に入るより貯蓄しましょう

民間医療保険――5つの誤解(1)

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 「家計」と聞いて「明るい」「楽しい」「バラ色」といったイメージを描く方は少ないのではないでしょうか。どちらかと言えば、「つい使いすぎて毎月赤字で…」とか「お金のことは苦手」といった後ろめたさを伴うマイナスイメージの言葉ととらえる方が多いようです。

 でも、自分が欲しいと思っていたものを買う時や、やりたいことのためにお金を使う時はとっても楽しいですよね。そう!お金は貯めるためにあるのではなく、使うためにこそあるのです。

 使いたい時にお金が使えるように、お金の必要な時にお金の心配をしなくていいように、節約やヤリクリではない「戦略的な家計運営術」を身につけ、大事な自分自身の人生を賢くプロデュースしましょう。

 本論に入る前に、新聞などの広告やテレビCMでおなじみの民間医療保険に関する「誤解」についてシリーズでお届けします。

長期間払い込んでも支払い対象外で泣き寝入り

 保険に加入している方はたくさんいるにもかかわらず、仕組みや限界を理解している方はほとんどいません。筆者のところに相談にお見えになる方に、加入している保険内容を図解してご説明しますと、一様に「保障内容を全く知らなかった」とか「漠然としか理解していなかった」とおっしゃいます。

 気づかなければ、長期間にわたって結構な金額を払い込んでしまうのです。そして、イザという時に給付金などを請求しようとすると、支払い対象外で「こんなハズじゃなかった…」となることも多々あります。

 働いて手にするお金には限りがあります。払い込んだ保険料の分だけ、何事もなく過ごす日常の生活が狭められます。保険料負担が多くなれば、住宅ローンの頭金に回すお金が少なくなり、その分たくさんの借金をしなくてはならず、その分老後の生活資金が圧迫されます。また、子供の教育資金が足りず、教育ローンを組まなくてはならなくなるかもしれません。

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著者プロフィール

内藤 眞弓(ないとう・まゆみ)

フィナンシャルプランナー。1956年香川県に生まれ、日本女子大学英文科卒。13年間、生命保険会社での営業を経験した後、独立系のフィナンシャルプランナー集団「生活設計塾クルー」(毎月マネーセミナーを開催)のメンバーに。家計運営に次々と新しい考え方を取り入れ、それぞれの生活スタイルに合った家計運営術をコンサルティングしている。著書に『医療保険は入ってはいけない!』、共著に『新版 生命保険はこうして選びなさい』『年金はこうしてもらいなさい』などがある。


このコラムについて

戦略的・家計運営術

 家計簿というと奥さんのもので、かつ、面倒くさいだけでほとんど役に立たないというイメージがいつの間にか世間に浸透してしまった。しかし、そのイメージは節約に節約を重ねていた時代のもの。今や1500兆円を超える個人資産をどう生かすかが日本の将来を決めると言っても大げさではない時代である。生活を楽しみ資産をさらに増やし、老後をバラ色に送るために、戦略的な家計運営が必要になっている。まずはこれまでの常識から脱し、次には企業会計で使われるような先端的会計術を使って家計を運営してみる。奥さんがまずその魅力に取りつかれ、そして夫も奥さん任せにできなくなるはずだ。

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