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「掛け捨て保険は損」のウソ

民間医療保険――5つの誤解(4)

  • 内藤 眞弓

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2007年5月7日(月)

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 掛け捨て保険は損だと思っている人が多いようですが、保険料に全く掛け捨て部分が含まれていない保険はありません。

 私たちが支払う保険料は、将来の給付金支払いなどに備えて積み立てられる「純保険料」と、保険会社の経費に充てられる「付加保険料」から成り立っています。

 当然ながら契約者が「付加保険料」を受け取ることはできません。また、入院や手術などの支払い要件を満たさなければ給付金は受け取れませんから、純保険料も掛け捨てになってしまいます。

お祝い金も条件によっては受け取れない

 だからと言って、お祝い金が受け取れるタイプの民間医療保険が得かと言えば、純保険料の中にお祝い金のための保険料が織り込まれているため、同じ保障内容でも保険料が高くなってしまいます。つまり、お祝い金などは保険会社のサービスやご褒美ではなく、自ら支払った保険料から受け取っているだけのことです。

 お祝い金の支払い要件は、「所定の日に被保険者が生存している時」ですから、保険期間中に亡くなった時は、それまで払ったお祝い金のための保険料は掛け捨てになります。

 もし、お祝い金の支払い要件に「入院給付金を受け取らなかった時」というのがプラスされていれば、いくら所定の日に生きていても、入院給付金を受け取っていればお祝い金は受け取れず、掛け捨てになってしまいます。

 そもそも保険料を払うということは、自分自身のお金を契約者共通の財産にするということです。保険会社は多くの契約者から保険料を集め、そこから契約を維持するためのコストを差し引き、将来の給付金やお祝い金支払いに備えて積み立てておきます。

 そして、その中から入院や手術をした人に対して給付金を支払ったり、所定の日に生存している人にお祝い金を支払ったりするのです。

保険と貯蓄はそれぞれの機能ごとに分けて使う

 保障と貯蓄を「保険」という1つの枠組みの中で実現しようとすると、どうしてもムダが生じます。民間医療保険は入院や手術の保障を買うものと割り切って、シンプルで割安なものに加入し、あとは自前で貯蓄をしていってはどうでしょう。

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