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「靴は革」という固定観念を打ち破ったアマガサ

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2007年5月24日(木)

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 若い女性向けにファション性の高いノンレザーシューズの企画と販売を手がけるアマガサ。同社の主力ブランド「JELLY BEANS(ジェリービーンズ)」は女性ファッション誌などで頻繁に紹介され、流行に敏感な女性たちの注目の的になっている。このブランド力を背景に、業績は右肩上がりの好調を維持。2007年2月に大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場した。

 靴の素材というと、「革」が一番というイメージがあるかもしれない。確かに革は丈夫で、吸湿性があって、足に馴染みやすい特徴を持つ。しかし最近の若い女性たちはこれまでの常識には全くとらわれず、何よりもファッション性を重視して靴を選んでいるのだ。

 そんな女性の気持ちをとらえた靴作りを追求しているのがアマガサである。同社は、合成皮革や人工皮革といった「ノンレザー」の素材を活用して、ファッション婦人靴の市場を切り開いている。

ノンレザーの利点を婦人靴に生かす

図版

天笠悦藏社長
1944年、東京浅草生まれ。62年4月、オギツ入社。74年4月、アマガサ商店を創業。76年6月、有限会社天笠を設立し代表取締役就任。85年、自社ブランドの「JELLY BEANS」発表。90年4月、株式会社アマガサを設立し同社代表取締役就任(写真:乾芳江、以下すべて)

 ノンレザーの利点を天笠悦藏社長は次のように説明する。「第1に素材が豊富なうえ加工しやすいため、自由にデザインできる。第2に製作日数がかからない。革靴は一般的に製作に2カ月半から3カ月もかかるが、ノンレザーならば新商品を35日程度で市場に投入できる。第3に素材価格が安いので販売価格も抑えられる」。

 こうした利点を生かすことで、同社の商品は次のような特徴を実現できている。つまり、(1)様々な種類のデザインを豊富に取り揃えている、(2)新商品発表のサイクルが短い、(3)5000~7000円と若い女性にとって買いやすい価格帯である──。

 アマガサの新商品発表のサイクルは、革靴業界の2倍の早さに相当する。新商品を発表する展示会は、革靴業界では通常、年2回開催される。これに小規模展示会が2回加わるので、年に4回だ。アマガサは、その倍の8回を1年に行っている。約40日のサイクルで新商品を市場に投入し続けているのだ。だからこそアマガサの靴はファッションの最新トレンドを取り入れられる。

 「若い人向けのノンレザーシューズは小さなマーケットと思われがちだ。ところが、ファッションにこだわる若い人は次々と新しい靴を買うために、実は想像以上に市場が発展している。価格が高い革靴では、こんなことは考えられない」(天笠社長)

 靴業界のデータでは、10年ほど前までは革靴の販売足数がノンレザーを上回っていた。だが、2006年のデータではノンレザーは革靴の1.4倍に増大。この傾向は今後も続くと考えられており、ノンレザー婦人靴分野のトップ企業としての地位を築いた同社の事業はさらなる発展が見込まれている。

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