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『新興国市場の魅力と魔力』

中国は“弾けないバブル”か

2007年6月19日(火)

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 ブラジル、ロシア、インド、中国・・・。BRICsに代表される有力新興国では我々の想像を超えたスピード、スケールで新しいビジネスチャンスが広がっている。たが、2月末に起きた中国株をきっかけとした「世界同時株安」のように危うさも潜んでいる。今、我々に必要なのは各国の可能性とそのリスクを正しく理解することであろう。

 午後のトラックB「ボーダーレス」では、13時30分~14時50分までディスカッション「新興国の魅力と魔力」を開催した。日経ビジネスオンラインの連載執筆陣の中でも、新興国市場に詳しいお三方、BRICs経済研究所所長・門倉 貴史氏、ユナイテッドワールド証券執行役員 アジア株アナリスト・豊島 信彦氏、住友商事総合研究所中国専任シニアアナリストの北村 豊氏に、マクロ経済の展望から現地の話題を伺った。

 このセッションは、前半では執筆陣によるプレゼンテーションを、後半はフリーディスカッションを、という2部構成とした。実は、セミナーが開催された5月30日当日、中国財政省が証券取引の印紙税を3倍に引き上げたことから、中国株が前日比で6%近く下落しているとのニュースが舞い込んできた。そのため、後半のディスカッションでは中国市場の話題が中心となった。

BRICsからVISTAまで、新興国を見る5つのポイント

BRICs経済研究所所長 門倉 貴史(かどくら・たかし)氏

BRICs経済研究所所長
門倉 貴史(かどくら・たかし)氏

エコノミスト。1995年慶応義塾大学経済学部卒業後、浜銀総合研究所入社。99年日本経済研究センターへ出向、2000年シンガポールの東南アジア経済研究所(ISEAS)へ出向。2002年4月から2005年6月まで第一生命経済研究所経済調査部主任エコノミスト。2005年7月からはBRICs経済研究所のエコノミスト・作家として講演・執筆活動に専念。専門は、日米経済、アジア経済、BRICs経済、地下経済と多岐にわたる。著書多数。NBonlineでは「BRICsの素顔」を連載中。

 前半のプレゼンテーションでは、最初に門倉氏が登壇した。今や世界GDP(国内総生産)の5割に迫る勢いがある新興国群の概況について解説していただいた。

 門倉氏は「BRICs全体では2007年、2008年も8%以上の成長が続く」と予想する。BRICs経済研究所のシミュレーションによれば、2030年代にはG7を抜く経済規模に成長する、とする門倉氏は、各国の長期的な成長に対しては強気だ。
 ただ、この1~2年という短期的な景気動向で見た時、我々が知っておくべきリスク要因はいくつかあると言う。

  具体的には「ブラジルでは外貨導入の遅れ」「ロシアでは東欧諸国との関係悪化」「インドはインフレ加速」「中国では金融セクターの競争激化」だ。

 門倉氏が定義する新興国は 1豊富な天然資源 2若年労働力の増加 3外国資本の積極的な導入 4政情の安定 5購買力のある中産階級の台頭--の条件を満たしていることだ。

 この視点で見ると、BRICsに続く国々がある。それが門倉氏が名づけたVISTA(ビスタ:ベトナム、インドネシア、南アフリカ共和国、トルコ、アルゼンチン)。VISTAの横顔についてはこれまでの連載でも触れてきたので、こちらの記事も参照してほしい。

 「VISTAグループは、その経済規模で見れば、中国インドを含むBRICsには及ばないが経済成長率では、BRICsを超える勢いがある。この高い成長率に着目した企業投資、個人向けの商品は増えるだろう」と言う。

 逆に言えば、この高い成長率が維持できるかどうか、5つの条件を常に問うていく必要はありそうだ。

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「『新興国市場の魅力と魔力』」の著者

瀬川 明秀

瀬川 明秀(せがわ・あきひで)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス、日経ベンチャー、日経ビジネスアソシエなどを経て、日経ビジネスオンライン開設後はオンライン編集がメインの業務。2012年からは日経BPビジョナリー経営研究所の研究員を兼務。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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