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資産価値にこだわったデザイナーズマンションで成長、「プロパスト」

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2007年7月3日(火)

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 不動産鑑定事務所としてのスタートという異色な出自ながら、デザイン力とスピーディーな事業展開で急成長を遂げているのが中堅デベロッパーのプロパストだ。不動産業界では類を見ない「プロジェクトマネジメント制」を採用し、社員のモチベーションを最大限に引き出すことに成功。1987年の創業時にはわずか50万円だった資本金を20年間で41億円にまで成長させ、2006年12月にジャスダックに上場した。

徹底したデザインの追求で高い評価

図版

森俊一(もり・しゅんいち)社長
1955年生まれ。82年横浜国立大学卒業。第一不動産鑑定所、神田土地建物を経て、87年にフォレスト・アイ設立。91年社名をプロパストに変更
(写真:田中昌)

 1990年代、日本経済はバブル経済崩壊による深刻な不景気に陥り、地価は大幅に下落。大手の不動産企業は軒並み不振にあえいでいた。しかし、そんな環境下、プロパストは都心を中心に高級マンションの企画・販売で着実に業績を伸ばしてきた。

 その特徴は、徹底したデザインの追求だ。土地の風土に合わせてコンセプトを設定し、外観・内観を作り上げる。グランドデザインはもとより、ドアノブ一つに至るまで自社内の設計部でデザインし、細部にわたりデザインする。大手マンション業者に見られがちな「1号館」「2号館」といった、デザインを使い回す“シリーズ化”は行わない。販売用のパンフレットにおいても、外注するのは印刷と製本くらいで、キャッチコピーから紙質の選定まで、すべて自社内で企画を行う。

 森俊一社長は、「最近はあらゆるものについてアウトソーシングが流行していますが、実はコスト的にはあまり変わりません。それならば、自社内でデザインした方が思い入れも強く、良い作品ができます」と言う。自社の手がけた物件を“作品”とはばからずに呼ぶ自信がある。

 こうしたデザイン性はエンドユーザーからも高く評価されている。「これまでの物件は1戸も売れ残りがなく、引き渡し後のクレームもゼロに近い」(森社長)と胸を張る。創立20周年を迎える2006年5月期の年間売上高は429億円。中堅デベロッパーとして確固たる地位を築いている。

 実際に2006年度の中古マンション騰落率ランキング(アトラクターズ・ラボ:住まいサーフィン調べ)を見てみると、全体の平均騰落率がマイナス3.9%だったのに対して、同社の物件はプラス15.4%で堂々の1位。2位の住友不動産(8.7%)、3位の東急不動産(6.6%)を大きく引き離している。さらには、同調査で計算対象となったプロパストが手がけた13物件のうち、11物件までが新築時よりも価格が上昇。築1年で38%も高騰しているマンションさえあった。

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