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ソーラーパネル製造設備で世界一、「エヌ・ピー・シー」

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2007年9月27日(木)

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 地球温暖化などの環境問題が深刻化している現在、環境にやさしい自然エネルギーの利用に対する意識が世界的に高まっている。中でも注目を集めているのが太陽電池で、その市場はここ数年拡大の一途をたどっている。

 太陽電池設備のメイン機器は、太陽電池モジュール(ソーラーパネル)である。エヌ・ピー・シーは、ソーラーパネルを生産する主要装置の製造と販売を手がけている。同社の強みは、モジュール製造におけるラミネーション(フィルムなど異なる材料の張り合わせ)工程に欠かせない真空技術を有していること。

 この分野に関しては、日本はもちろんのこと、世界的に見ても有力な競争相手はあまり存在しないという。このため、同社の取引先は日本企業だけでなく、欧米の企業にも拡大。現在、同社が製造する装置の世界シェアは40%強となっている。2007年6月には東京証券取引所のマザーズ市場に上場した。

顧客ニーズの把握とアフターサービスに注力

図版

隣 良郎(ちかき・よしろう)社長
1958年生まれ。83年、大阪大学工学部卒。同年伊藤萬(イトマン)入社。92年、日本ポリセロ工業入社。同年エヌ・ピー・シーを設立し取締役に就任。93年、同社代表取締役社長に就任

 住宅の屋根などに設置されている太陽光発電システムを見ると、黒っぽいパネルが並んでいる。これが一般的にソーラーパネルと呼ばれる太陽電池モジュールだ。このモジュールは、シリコンなどで作られた太陽電池セル(大きさは10センチ四方程度)を複数枚並べて配線し、全体をガラスやプラスチックフィルムなどで覆ったものだ。

 エヌ・ピー・シーは、このセルからモジュールを製造する工程で必要になる主要装置と、関連する周辺装置も含めた一貫製造ラインを提供している。主要装置は4つある。太陽電池セルの出力特性を検査する「セルテスター」、セルの電極に配線して複数のセルをつなぎ合わせる「セル自動配線装置」、つなぎ合わせたセルをパネル化するためのガラス、封止材、保護シートを積み重ねて真空下で加熱、プレスしてパネル化する「真空ラミネーター」、最後に完成したパネルの出力検査を行う「モジュールテスター」である。

 この中でも、同社が最も得意とする技術を利用した装置が真空ラミネーターだ。エヌ・ピー・シーは日本ポリセロ工業を母体に1992年に誕生したが、日本ポリセロ工業は食品用の真空包装機を製造する日本有数の会社だった。

 当時、日本では様々なメーカーによる太陽電池の生産が本格化し始めていたが、日本製の真空ラミネーターは存在しなかった。そこで、同社の真空包装技術に目をつけた某太陽電池メーカーがラミネーターの製作を依頼。これに応えて開発した装置を納入すると、間もなくほかの会社からも注文が舞い込み、またたく間に各メーカーからの注文を受けるようになった。その後は欧米にも進出し、ほとんどの太陽電池メーカーに装置を売り込むことに成功した。現在、同社の主要4装置の世界シェアは40%強に達している。

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