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牛丼に託した「革命」の夢

ゼンショー、フード業世界一に向けて新ステージへ

  • 鶴岡 弘之

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2008年1月31日(木)

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「ザ・ターニングポイント ~イノベーションの軌跡」は、テキスト記事と動画番組の組み合わせで多角的にお届けします。今回の番組は、小川社長をはじめとするキーパーソンへのインタビューなどを通して、成長著しいゼンショーの経営の秘密に迫りました。ぜひご覧ください。

動画再生

※上記でご覧になれない方、またはOSがMACの方はこちらから
(システム条件がWindows XP Service Pack 2 or Vista以降で、Quicktime7.2が必要です。MACの方は、Mac OS X v10.3.9とv10.4.9以降。必要に応じてインストールをお願いします。
Quicktime:windowsMac)
※iTunesの登録はこちらから

また、Windows VistaのInternet Explorer7でご覧になれない方は「スタート」⇒「コントロールパネル」⇒「プログラム」⇒「規定のプログラム」⇒「プログラムのアクセスとコンピュータの規定の設定」⇒「カスタム」⇒「規定のメディアプレイヤーを選択してください」で「Windows Media Player」を設定してください。

 時刻はそろそろ朝8時半。ゼンショー本社の会議室に社員が続々と集まってきた。毎朝恒例の全社朝礼が始まるのだ。朝礼では、各部門の責任者による業務報告、若手社員によるすき家店舗内での顧客対応のロールプレイング、上司によるその寸評、全国の店舗のキャンペーン情報やサービス向上施策などを伝えるビデオ上映などが、矢継ぎ早に行われていく。

 広い会議室の中で100人近くの社員が直立し、整然と立ち並ぶ光景、次から次へと大声かつ早口で業務報告をする各部門の責任者たち、また、顧客対応のロールプレイングを行う若手社員たちのスピーディーな身のこなし──。ゼンショーの朝礼に初めて参加した人は、誰もが面食らうに違いない(編集部注:動画番組で朝礼の様子をご覧ください)。

 何よりも驚かされるのは朝礼終了後だ。最後の体操が終了し、会議室のドアが開くと、社員がいっせいに走り出す。駆け足で自分の職場へ戻っていくのだ。社員がなだれを打って会議室から飛び出し、廊下や階段をダッシュする様子は圧巻である。

 なぜ社員は走るのか。それは「経営もサービスも、スピードが命」という社長の考えが徹底されているからである。なにしろゼンショーには、歩く時は「1秒に2歩」という社内ルールがあるという。そこまでスピードを重視する社風だからこそ、外食産業の中で飛び抜けた急成長を実現できているのだろう。

縮小市場の中で急成長

図版

 日本の外食産業市場は、長期低迷の傾向にある。1997年の市場規模は約29兆円(外食産業総合調査研究センターの推計)。それをピークに売上高は減り続け、2007年は約24兆円と、10年間で5兆円も市場規模が縮小した。

 しかしゼンショーはそんな逆風をものともせずに成長を続けてきた。同社の1998年3月期の売上高は165億円だったが、この10年間で約12倍に拡大。2007年3月期には2046億円となった。2008年3月期はさらに拡大し、2890億円(前期比41%増)の売上高、187億円(同44%増)の営業利益を見込む。

図版

「すき家」の店舗

 快進撃を支えているのは、積極的なM&A(企業の合併・買収)戦略である。ゼンショーはもともと牛丼チェーンの「すき家」を展開していたが、2000年にココスジャパンをM&Aでグループ化し、ファミリーレストランチェーンの「ココス」を傘下に収めた。それを皮切りに、ハンバーガーチェーンの「ウェンディーズ」、ファミリーレストランの「ビッグボーイ」「サンデーサン」、牛丼・うどんチェーンの「なか卯」などをM&Aで次々とグループ化し、業態を増やしてきた。2007年7月時点で全店舗の数は約2900に達する。

 M&Aでそれだけグループ会社を増やしていけば、連結売上高が増えるのは当然だとも言える。しかしゼンショーのM&A戦略の特筆すべき点は、どの会社もゼンショーグループに加わることで業績が大幅に改善していることだ。例えば、なか卯は2004年3月期、2005年3月期ともに最終損益が赤字だった。ところが2005年8月よりゼンショーグループに加わることで業績が好転し、一気に黒字化を果たした。

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