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「メッシュ」化する企業取引がイノベーションを生む

  • 常盤 文克

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2008年2月29日(金)

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 私は日本の中小企業の経営に強い関心を持っています。それは、中小企業の社長が持つ経営哲学や価値観、そして独自技術の蓄積、社員(人)に対する思いやりや組織の温もりなどが、大企業にとっても良いお手本になると考えているからです。彼らの中には大企業をしのぎ、元気で活気にあふれる、根性ある企業がたくさんあります。

 そんな意識を持って中小企業の経営に目を向け続けていると、ここ数年で彼らのビジネスの構造が大きく変化してきたように感じます。それは、中小企業の取引形態が「メッシュ化」していることです。メッシュ化とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、編み物やふるいの目のように細かく濃い密度で、相手と繋がっているイメージです(ちなみにネットという言葉だと、私にとってはより目が粗く、緩い構造を指す言葉のように思えます)。

 中小企業にとって仕事上の取引関係とは、従来であれば親会社と子会社、元請けと下請けといった上下(縦の)関係にありました。それがここ数年、この固定された取引関係から解き放たれる中小企業が増えているのです。

利害を超えた横の連携が増加

 自分たち独自の技術・製品をもって、もっと自由に、時には大企業と対等な立場で付き合うような中小企業が増えてきました。中小企業同士の関係も変化しています。従来は同じ大企業の系列下でないと横のつながりが薄かったのが、最近は競合相手同士でも見かけ上の利害を超え、お互いの持ち味を生かした付き合いを模索する動きが活発になっています。つまり縦の上下関係が緩くなり、横の協力関係が生まれてきたのです。

 この動きは大企業の海外進出と大いに関係があります。自動車や家電メーカーなどの大企業が海外に工場を建設すると、部品メーカーも一緒に海外に出て行きます。すると、現地では従来の日本でのような形でない取り引きも始まります。他の企業からも声がかかり、取引先が広がって新しい売買関係が生まれてきます。

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