• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

観光大国、ニッポンへの道

星野リゾートが拓く地方活性化の新機軸

  • 飯村 かおり

バックナンバー

2008年4月14日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「ザ・ターニングポイント ~イノベーションの軌跡」は、テキスト記事と動画番組の組み合わせで多角的にお届けします。今回の番組は、星野佳路社長をはじめとするキーパーソンへのインタビューなどを通して、星野リゾートが進める国内観光の変革の過程に迫りました。ぜひご覧ください。

動画再生

※上記でご覧になれない方、またはOSがMACの方はこちらから

(システム条件がWindows XP Service Pack 2 or Vista以降で、Quicktime7.2が必要です。MACの方は、Mac OS X v10.3.9とv10.4.9以降。必要に応じてインストールをお願いします。
Quicktime:windowsMac)
※iTunesの登録はこちらから

また、Windows VistaのInternet Explorer7でご覧になれない方は「スタート」⇒「コントロールパネル」⇒「プログラム」⇒「規定のプログラム」⇒「プログラムのアクセスとコンピュータの規定の設定」⇒「カスタム」⇒「規定のメディアプレイヤーを選択してください」で「Windows Media Player」を設定してください。

訪日外国人旅行者数の推移

 日本の観光は今、大きな変革期を迎えている。

 海外旅行を志向する日本人が増える一方、かつてにぎわいを見せた有名な観光地であっても、廃業したホテルが点在するなど、観光客の減少にはどめがかからず、頭を抱えるところが多い。

 そこへ現れたのが、外国人観光客だ。海外から日本にやって来る旅行者の数は年間730万人(2006年)と近年増加の一途をたどる。そのうち7割が韓国や中国など、近隣諸国からの旅行者だ。

訪日外国人旅行者の割合(平成18年)

 人気が高いのは、北海道のニセコや長野県の白馬といったスキー場。また、立山・黒部、十和田・奥入瀬、別府や湯布院など、地方の観光地も好評だ。

 北海道ニセコにやって来るオーストラリアからの観光客が、パウダースノーの素晴らしさを改めて教えたように、今や、外国人観光客が日本の観光資源の豊かさと多様さに気づかせている。

 この機を捉えたのが、星野リゾートだ。日本の温泉やスキー場の素晴らしさをアピールし、国内旅行者をはじめ、海外からの旅行者を積極的に受け入れようと、リゾートの再生というビジネスに乗り出した。

外資と提携して旅館再生に乗り出す

星野佳路(ほしの・よしはる)社長

星野佳路(ほしの・よしはる)社長
1960年長野県生まれ。慶応義塾大学卒業後、86年米国コーネル大学ホテル経営大学院にて経営学修士号を取得。シティバンク勤務を経て91年、星野リゾートの前身である星野温泉社長に就任
(写真:宮嶋康彦)

 星野リゾートは、1904年に軽井沢でリゾート開発を始めたのが原点だ。1914年に開業した星野温泉旅館は、与謝野晶子や内村鑑三ら多くの文化人の常宿としての伝統を誇っていた。現在の星野佳路社長は3代目に当たる。

 リゾート再生事業は 2001年に運営を開始した山梨県の「リゾナーレ」が皮切りだ。リゾナーレは再生開始後3年目で黒字化を達成。その後、再生事業は2003年は福島県の「アルツ磐梯」、2004年には北海道の「アルファリゾート・トマム」と続き、これら2つのスキー場の経営再建にその手腕を振るった。

 2005年から手がけるのが、各地の温泉旅館の再生事業だ。老舗の温泉旅館の中には、国内外の旅行者のニーズに追いつけず、経営難に陥っているところが多い。これを独自の手法で立て直すビジネスだ。

 経営が苦しくなった旅館でも、魅力を十分備えたところはある。風情のある建物や地方ならではの食事、そして何より温泉だ。星野リゾートは、これらの魅力を最大限に引き出せば、個人客に魅力ある旅館として生まれ変わらせることができると考えた。

 再生事業に当たっては、外資と手を組んだ。2005年、ゴールドマン・サックスグループと提携。再生に必要な資金をゴールドマン・サックスグループが提供し、星野リゾートは、旅館やホテルの運営部分だけを手がける。2008年3月までに、全国10カ所の温泉旅館が、この方法で再生を進めている。

 そのうち、3月にリニューアルオープンしたばかりなのが、伊東温泉の温泉旅館「アンジン」だ。

コメント8件コメント/レビュー

地産地消のように地域に根付いた旅館・ホテルが増えるのは旅行好きにとってはうれしいですね。従来の単なる見栄えする豪華な料理より、地の物を使った料理が出るとほっとします。今、小規模も旅館の頑張りがすごく目立ってきました。朝食に自家製の漬物やふりかけを提供してくれたり、自然な気配りをしてくつろげる雰囲気を演出してくれたり。この記事の旅館のように、贅を尽くすのではなく心を尽くす旅館が増えることが、小旅行のきっかけになるような気がします。がんばってください。(2008/04/15)

「ザ・ターニングポイント」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

地産地消のように地域に根付いた旅館・ホテルが増えるのは旅行好きにとってはうれしいですね。従来の単なる見栄えする豪華な料理より、地の物を使った料理が出るとほっとします。今、小規模も旅館の頑張りがすごく目立ってきました。朝食に自家製の漬物やふりかけを提供してくれたり、自然な気配りをしてくつろげる雰囲気を演出してくれたり。この記事の旅館のように、贅を尽くすのではなく心を尽くす旅館が増えることが、小旅行のきっかけになるような気がします。がんばってください。(2008/04/15)

ゴミの持ち帰りについて、ここで紹介されているような宿泊施設なら、ゴミを持ち帰ってくれなどとは言われないはずです。しかし、キャンプ場利用でゴミの持ち帰りは、当然でしょう。アウトドアでの基本的なマナーではないですか?キャンプ場を安価な宿泊施設と考えて利用しておられるなら、目的が違うと思います。ゴミを持ち帰りたくないなら、それなりの宿に泊まられればよろしいでしょう。サービスには対価がいります。(2008/04/14)

 海外観光客の「増加率」は年々減少しており、勢いが鈍化している。フランスの8000万人に比べ、1000万人手前なので、安心するには早すぎる。政府はもっと本腰を入れるべきだ。(2008/04/14)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授