• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

新発見がさらなる謎を呼び込む「ストーンヘンジ」のミステリー

  • 藤田 宏之

バックナンバー

2008年6月6日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

光に照らされて浮かび上がる英国イングランド南部の古代遺跡ストーンヘンジ

光に照らされて浮かび上がる英国イングランド南部の古代遺跡ストーンヘンジ

 4500年前、英国イングランドで造られた巨石遺跡ストーンヘンジ。周辺での調査により、その真実に迫る重要な手がかりが見つかっている。

 古代の巨石遺跡、ストーンヘンジ。英国イングランド南部のソールズベリー平原にある遺跡のすぐそばを通る幹線道路A303号線を走っていると、だだっ広い平原に突如現れた、一群の物体が目に飛びこんでくる。肩をいからせたそのシルエットを目にすると、つかの間だが、まるで時空を超えて先史時代へとタイムスリップしたような感覚に包まれることができるという。

 近くでみると無傷で立つ石の周りに割れた石が転がっている。遺跡は噂に聞いていたよりも小さく見えたが、最大50トンもあるサーセン石(硬い砂岩の一種)を使った建造技術には、感心するしかない。ストーンヘンジは、今なお類例を見ない独特の古代遺跡だ。素材が木から石へと移り、この遺跡が造られた約4500年前当時も、際立った存在だったに違いない。

 一対の石柱とその上に水平に渡した「まぐさ石」の間は、正確に切られたほぞとほぞ穴の凹凸を組み合わせて固定されている。木の建造物に用いていた技術をそのまま、新たな素材である石に応用した画期的な建造物だ。ストーンヘンジを造った人々は、何か未知の真理を探りあて、技術的な躍進を果たしたのだろう。この遺跡が何らかの意図をもって造られたことは明らかだ。では一体、どんな意味がこめられているのか?

 その答えを求めて、何世紀にもわたって数えきれないほどの仮説が提唱されてきたが、本当のところはまだ誰にも分かっていない。先史時代のヨーロッパで誕生したストーンヘンジは、世界屈指の有名な遺跡で、これまでさまざまな角度から考察されてきた。それでも、ここが何のために使われていたのかは、まるで解明されていない。

 考古学者たちはこれまで、謎を解く鍵は石そのものにあるとみて、石の外形や刻まれた印、影の出かたなど、あらゆることを子細に調べてきた。しかし最近では、ストーンヘンジから遠く離れた場所にも足を運び、新石器時代の住居跡やウェールズ南西部の険しい岩山など、周辺の地域も調べている。はっきりした解答はまだ得られていないものの、現在進行中のこれら2つの調査から、きわめて興味深い可能性が浮かびあがってきた。



低くたれ込めた雲が真っ赤に染まると、ストーンヘンジはこの世のものならぬ幻想的な雰囲気に包まれた。石をよく観察すると、地道な作業が見てとれる。トリリトンの一部だったいちばん高い石柱のてっぺんに見える突起は、石を固定するためのほぞだ。
低くたれ込めた雲が真っ赤に染まると、ストーンヘンジはこの世のものならぬ幻想的な雰囲気に包まれた。石をよく観察すると、地道な作業が見てとれる。トリリトンの一部だったいちばん高い石柱のてっぺんに見える突起は、石を固定するためのほぞだ。

コメント0

「「ナショナル ジオグラフィック日本版」編集長の「地球からの報告」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の社会に足りないのは起業家精神です。

デイビッド・ルーベンシュタイン 米カーライル・グループ共同創業者兼共同最高経営責任者