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品質不良は“環境悪”
環境は経営効率を高めるエンジンにもなる

キヤノン社長 内田 恒二氏

  • 日経BP環境経営フォーラム

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2008年6月11日(水)

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2010年までに売り上げなどの主要指標が“世界のトップ100”に入ることを目標に掲げているキヤノン。グローバル優良企業グループ構想に基づき、既存事業で圧倒的な世界No.1の実現を目指し、ディスプレーや医療機器など新規分野の開拓、成長に力を注ぐ。その責任を負いつつも内田恒二社長は、「環境(活動)はキヤノンの経営そのものだ」と言い切る。企業の社会的責任だけが理由ではない。環境効果の追求を経営効率の向上に結びつけるのがキヤノン式だ。

合理性の追求が環境負荷を下げる

―― 洞爺湖サミットの開催に向けて、世の中の環境への関心も高まってきました。大幅な温暖化ガス削減を打ち出したり、キャンペーンに力を入れたりする企業も増えています。キヤノンは複写機やプリンターの省電力化を強力に進めてきましたし、商品のLCA(ライフサイクルアセスメント)データの公表などで先を進んでいます。しかし、そうした特徴のアピールという点ではあまり目立っていない印象があります。

キヤノン社長 内田 恒二氏

キヤノン社長 内田 恒二氏(写真:吉田 明弘)

 環境への配慮を商品や企業のイメージに結びつけるようなアピールは確かに下手だと思いますね。ただ、環境はキヤノンの経営そのものだと私は考えているんです。先日、米バージニア州に交換用トナーカートリッジの新工場を建設する計画を発表しました。これまでは大半を日本で生産し輸出していましたが、今後は消費地生産を増やしていきたいというのが第一の理由です。

 加えて当初から、地球環境への負荷低減を目指す理念にもかなうものだという意識も持っていました。消費地生産は地域の需要の変化に対応しやすくなるだけでなく、輸送費の削減にもなります。そしてエネルギーの節約、CO2(二酸化炭素)の排出削減にもつながるわけですね。こうした合理性の追求は環境負荷の低減と一体のものだと考えています。

―― 御手洗(冨士夫)会長が社長だった頃、同じように資源生産性の追求が環境活動の軸になるという話をされていました。キヤノンではこうした考え方が浸透しているのでしょうか。

 省資源や生産性を追求する姿勢は、創業以来一貫していますね。グループにも行きわたった理念の1つと言っていいでしょう。

 10年以上前になりますが、レーザービームプリンターに使うアルミ製光学部品の生産をキヤノン電子に移管した時です。キヤノンでは、アルミを削ったり研磨したりする時に出る金属粉を業者に依頼して処分していました。ところが、キヤノン電子ではそれを集めてリサイクルし始めたんです。勉強になりましたね。その時すでに、原材料のインプットとアウトプットを管理する今日の環境会計(マテリアルフローコスト会計)のようなことをキヤノン電子ではやっていたんです。

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