「環境」が主要テーマだった今回のサミット。国際メディアセンター(IMC)では、様々な省エネ技術が展示され、海外メディアの注目を集めた。IT(情報技術)もその一つ。
グリーンITパビリオンに11社が出展
大手ベンダーは製品やサービスを紹介するブース「グリーンITパビリオン」を設け、「環境技術の日本」をアピールした。携帯電話事業者もサミットに合わせて実証実験を開始するなど活発な動きをみせた。
IT業界にとっても、地球温暖化対策は旬のテーマ。IT機器の省電力化や、ITを活用することによる二酸化炭素(CO2)排出量削減の取り組みを「グリーンIT」と呼び、ベンダー各社が力を入れ始めている。「グリーンITパビリオン」は、その成果の一端を国際社会にアピールする目的でIMC内に設けられた。
NEC、NTTデータ、OKI、三洋電機など11社が、省エネ製品の実機やサービス紹介をパネル展示(関連記事1)。なかでも目を引いたのは、建物内の空調や照明などの機器を集中制御するシステムだ。OKI、三洋電機、東芝ホームアプライアンス、山武がそろって出展していた。対象とする機器や制御方式などは異なるものの、ベンダー各社が建物全体を最適化することによる省エネ効果に着目していることがうかがえた。
キーボードの右上に「ECOボタン」がある
バイオマス(生物資源)由来のプラスチックや木材を使った環境配慮型パソコンを参考出展したのは、NECと富士通の2社。グリーンITパビリオンと、環境技術を多用したモデルハウス「ゼロエミッションハウス」に実機を展示した。
NECはきょう体に難燃性バイオプラスチックを採用。環境配慮と製品強度を両立させることを目指した。本体に「ECOボタン」と呼ぶ、省電力設定の切り替えスイッチを取り付けた。細かい操作をしなくても、ボタン一つでパソコンを省電力モードで使えるようにした(関連記事2)。
富士通はきょう体に杉の間伐材を使ったパソコン「ウッドシェル」を展示した(関連記事3)。
間伐材を使ったノート型パソコン「ウッドシェル」
内部は通常のパソコンと同じ部品を使った。ただ、木を削って作ると強度が不足するうえ、長く使う間に曲がってしまう恐れがある。そこで杉の木材を重ねてプレス加工することで、これらの不安を解消した。
ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。




からのご案内




