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ゴリラが危ない!コンゴの内戦と密猟が呼ぶ悲劇

  • 藤田 宏之

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2008年7月18日(金)

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 昨年、コンゴのビルンガ国立公園で7頭のマウンテンゴリラが殺害された。犯人の目的は何か? ナショナル ジオグラフィックの取材班は、戦禍の残る密林に潜入し、事件の真相を追った。

 2007年7月22日。コンゴ東部、ビルンガ山地のミケノ火山中腹の森に、自動小銃を手にした一味が身を潜めていた。彼らの標的は、12頭のマウンテンゴリラの群れ、ルゲンド・ファミリーだ。ビルンガ国立公園を訪れる観光客に親しまれ、公園を監視するレンジャーたちに愛されてきたゴリラたち。群れを率いるのは体重225キロのシルバーバック(成熟した雄)のセンクェクェだ。



コンゴ東部のビルンガ国立公園には、ゲリラや兵士が流れ込み、動物たちの楽園が失われつつある。公園周辺には難民が押し寄せ木炭目当ての伐採で森林破壊が進む。。
コンゴ東部のビルンガ国立公園には、ゲリラや兵士が流れ込み、動物たちの楽園が失われつつある。公園周辺には難民が押し寄せ木炭目当ての伐採で森林破壊が進む。。

 群れのあるじは人間の気配に気づいたはずだが、人間の姿は見慣れていたので、とくに警戒しなかったのかもしれない。近くにあるブキマ村の宿舎にいたレンジャーたちが銃声を聞いたのは、夜8時頃だった。

 翌朝、パトロールに出たレンジャーが、3頭の雌ゴリラの死体を発見した。1頭の子どもがおびえながら、死んだ母親のそばでうずくまっていた。翌日、センクェクェの死体も見つかった。3週間後、群れの雌がもう1頭殺されているのが発見され、その子どもも死んだとみられている。

 この事件の1カ月前には、別の群れの雌ゴリラ2頭と赤ん坊が襲撃されたばかりだった。レンジャーが発見した時、1頭は後頭部を撃たれて倒れていた。赤ん坊はまだ生きていて、死んだ母親の乳房にしがみついていたという。もう1頭の雌はいまだに見つかっていない。

 2カ月足らずのあいだに、ビルンガ国立公園のゴリラが7頭も殺されたことになる。村人たちが巨大な雄ゴリラの遺体を運んでいる報道写真は、世界のメディアに取り上げられ、人々に衝撃を与えた。

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