今回は、善玉菌と悪玉菌のビジネス習慣の実態を解明します。そこから巻き起こる正と負のスパイラルや、大量放出される陽と陰のパワーが、組織のパフォーマンスに大きな影響を与えていることをしっかりと理解してください(善玉菌、悪玉菌についての説明はこちら)。
私は、これまで大手企業500社以上に、人を基軸としたビジネスコンサルティングをしてきました。その関係で、経営者や営業・人事のトップの方にお会いする機会が多いのですが、よく悩みを相談されることがあります。
悩みの代表例
・グローバルに戦える人財が少ない
・新規や大型商談ができない
・ソリューションや付加価値サービスができない
・将来の幹部候補がいない
など、人材に関してはどこの企業も悩んでいます。
そこで私が「問題が生じる理由は何だとお考えですか?」と聞いてみると、以下のような答えが返ってきます。
本人自己分析
・社内の成功者や成功事例が少ない
・競合他社との差別化ができていない
・教育・研修制度が不足している
・管理職やマネジャーが育っていない
・そもそもビジネス資質がない
理由は山のように出てきます。
こういった悩みを抱える企業に、私たちが実際に足を運んでみると、こんな印象を受けます。
我々の現場感想
・挨拶はもっときちんとした方がいいのでは?
・その靴、いつから磨いてないの? どうしてズボンにプレスをしないの?
・相手の会社のことを何も調べもせず、アポイントを取っているの?
・話をするのは、本当にその人だけでいいの?
・去年の今頃と比べて、自分が成長しているかどうか、考えたことはあるの?
前出の悩み事を相談する前に、ビジネスパーソンとして当たり前のことができていないのでは? と言いたくなるようなことが多く見られます。
まさに、悪玉菌のビジネス習慣が組織にはびこり、悪影響を及ぼしているのです。この実態をトップに報告すると、必ず“どうしたらよいのか”、そして“何とかしてくれ”という話になります。
そこで、まず私は、組織パフォーマンスに大きく影響している善玉と悪玉のビジネス習慣の話を、次ページのビジネスサイクル図を使って説明しています。
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