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「東京にあっても私学は厳しく、危機感は強い」
~さらば工学部(8)

東京理科大学・竹内伸学長に聞く

  • 星 良孝

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2008年8月27日(水)

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 大都市部と地方の私立大学の置かれた状況の違いはどこにあるのか。日経ビジネス誌8月18日号特集「さらば工学部 6・3・3・4年制を突き破れ」の連動インタビューシリーズの第8回と第9回ではこのテーマについて考えたい。今回は首都圏の大学として東京理科大学を取り上げる。
 早稲田大学、慶応義塾大学を頂点に、首都圏の私立大学に学生が集まる傾向が強まっている。東京都新宿区に本拠を置く東京理科大学の竹内伸学長は、「東京にあっても私学は厳しい」と語る。

 私立大学は理工系であるなしに関係なく2極化が顕著になろうとしています。

 早稲田大学、慶応義塾大学をはじめとして、東京六大学、青山学院大学、中央大学といった有力私立大学の工学部では学生は増える傾向もあります。私たちの大学は、何とか2極化の上の方につけている状況です。

関西からも学生を取り込みたい

竹内伸(たけうち・しん)氏

竹内伸(たけうち・しん)氏
東京理科大学・学長
1935年10月東京都生まれ、72歳。60年、東京大学理学部物理学科卒業。同年より科学技術庁金属材料技術研究所研究員。69年に東大物性研究所助教授、83年に同教授、91年に同所長。96年より東京理科大学基礎工学部材料工学科教授。2006年、学長に就任した。理学博士。研究分野は金属物性、材料科学

 全国の高校生の入学先が東京の大学に集中している面があるのでしょう。

 私たちの大学については、元来、全学生の約7割が関東地区から来ています。ですから、私たちの大学はまだまだ全国ブランドとは言えません。いわば「東日本ブランド」です。関西に行くと、まだまだ知られていない。東京集中の恩恵を受けているとは言えないのです。

 関東だけでは学生は集まりません。本校への北関東・南関東・東京地区からの志願者は2002年度入試で3万6726人でしたが、2006年度入試で3万671人となりました。4年間で約6000人も減少したわけです。志願者全体はこの間、5万2774人から4万5269人と減っており、関東の減少が大きく響いています。私たちの大学でも学生募集に苦労しているというわけです。

 ですから、何とか関西に進出して、学生を獲得したいと考えています。今年で関東以外の都市を会場とした入学試験を行って3年目になります。今年度は札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の5カ所で開催しました。来年度入試からは、6カ所目として、広島でも行います。

 私たちは「地方キャンペーン」をやっているところです。主に大阪府や広島県をターゲットとして、大学のPR行動をする。若い人たちにとってイメージは大切です。私たちの大学も、できれば、早慶並みに志願者を集めなければなりません。

 10月11日には、「東京理科大学フェアin広島」を大々的に実施します。従来、大阪から西は、一気に福岡まで飛んでしまっていました。広島は空白地帯だったのです。関西の人の間ではどうしても京阪神の大学の人気が高いため、そこへ進学してしまいます。関西の方で「理科大」と言うと、私立の岡山理科大学の方が有名なのです。関西でも、東京理科大学を選んでもらいたいのです。

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