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なぜ、ネアンデルタール人は絶滅したのか?

「脳」の発達と「社会性」の不思議な関係

  • 藤田 宏之

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2008年10月10日(金)

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 現生人類と共存していた時代、ネアンデルタール人の身に何が起きたのか。なぜ彼らだけが滅びたのか。「ナショナル ジオグラフィック日本版」10月号では、その謎に迫るレポートを掲載した。

 ネアンデルタール人は、私たちに最も近かった人類の仲間で、ほぼ20万年間にわたって、ユーラシア大陸に散らばって暮らしていた。その分布域は今の欧州全域から中東やアジアにまで及び、南は地中海沿岸からジブラルタル海峡、ギリシャ、イラク、北はロシア、西は英国、東はモンゴルの近くまで達していた。西ヨーロッパで最も多かった時期でも、その数はせいぜい1万5000人程度だったと推定されている。



現世人類がおよそ4万5000年前にアフリカを出てユ-ラシア大陸に渡ったとき、先客であるネアンデルタール人はそこに暮らしていた。DNA配列の99.5%は私たちと同じ。
現世人類がおよそ4万5000年前にアフリカを出てユ-ラシア大陸に渡ったとき、先客であるネアンデルタール人はそこに暮らしていた。DNA配列の99.5%は私たちと同じ。

 エル・シドロン洞窟の悲劇が起きた4万3000年前には、気候が一段と寒くなり、ネアンデルタール人は欧州のイベリア半島と中欧、地中海沿岸の限られた地域に追い込まれていた。加えて、アフリカから中東、さらにその西へと向かう現生人類の進出も、分布域の縮小に追い打ちをかけた。それから1万5000年ほどで姿を消し、あとにはわずかな骨と多くの謎が残された。

 ネアンデルタール人と現生人類の分布域が重なっていた約4万5000~3万年前に、いったい何が起きたのか。なぜ一方だけが生き残ったのか。エル・シドロン洞窟に眠っていた骨に、その手がかりが残されているのかもしれない。

 よく言われるのは、現生人類のほうが賢く、高度な技術をもっていたから生き残れた、というものだ。最近までは、4万年前頃に欧州で脳の発達上の“大躍進”が起きたと考えられていた。ネアンデルタール人の石器文化は、南仏のル・ムスティエ遺跡で発見されたことから「ムスティエ文化」と呼ばれるが、石器の種類が限られている。



化石の骨格とDNA情報をもとに初めてつくられたネアンデルタール人女性の復元模型。
化石の骨格とDNA情報をもとに初めてつくられたネアンデルタール人女性の復元模型。

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