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いまあらためて「軽薄短小」を目指せ

  • 常盤 文克

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2008年10月27日(月)

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 全地球的な課題として叫ばれているのが、二酸化炭素(CO2)の削減です。CO2排出量が少ない低炭素社会の実現を目指して、自動車、家電、情報など各業界のどの企業も、新環境技術の開発に懸命に取り組んでいます。

 ところが現実には、CO2排出量は世界レベルで増大の一途をたどっています。そこでこの問題に対して、まずは手の届く実効性のあるところから取り組もうというのが、今回のテーマです。

 振り返ると、1970年代と80年代の2度のオイルショックの際に、製造業は省資源、省エネルギーを掲げ、「重厚長大」から「軽薄短小」へと大きく舵を切りました。コンピュータの世界でも「ダウンサイジング」を合言葉に、小型化と分散化へと進みました。

 21世紀のいま、改めてこの軽薄短小とダウンサイジングのコンセプトの基に、企業はそれぞれの立場から新しい角度で省エネルギーと省資源に再挑戦すべきではないでしょうか。これが結果として、CO2の排出量を減らしていくことにつながってきます。

 かつて日本企業の得意技として注目されたのが、「軽薄短小」のモノづくりです。戦後にソニーが生み出したトランジスタラジオやウォークマンに代表されるように、小型で薄くて軽い日本製品は、世界で高く評価され、市場を席巻しました。

 最も分かりやすいのは、やはりモノづくり(製造業)です。製品を小さく薄く軽くすれば原材料は減りますし、包装・梱包材も少なくて済みます。当然、ゴミの量も減るので処理の際に発生するCO2も減らせます。

CO2削減の波及効果は多大

 しかも、波及効果はメーカーだけにとどまりません。仮に製品を収めた箱の大きさ(容積)が半分になれば、一度に運搬できる製品の数は2倍に増えます。同じ数の製品を運ぶ際に必要なトラックの台数は半分で済みますし、製品が以前より軽ければトラックが消費する燃料も削減できます。

 そして交通量が減れば渋滞も少なくなり、物流そのものがスムーズになります。最終的なCO2の削減量は多大なものになるはずです。しかも小売店の陳列棚のスペースが減り、店員の作業の負担も軽くなる…といった具合に、波及効果は連鎖的に広がっていきます。

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