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親友との「社交消費」が彼氏より好きなBさん

  • 原田 曜平

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2008年10月30日(木)

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 前回、4タイプに分類される「80后」のうち、「月光族」の豪快な消費行動のお話をしました。

 今回は、2種族目。社会的意義や自分の 価値観に合うものだったら迷わず消費する、衝動的なコト派・「洗練族」の女性、Bさんのお話です。

消費パターンで分類する80后

いったいこの家はどこの国の家なの??

 招かれてお邪魔したBさんのお家は、上海の超高級住宅街にありました。その住宅街があまりにも豪華だったので、私は興奮して写真を撮りまくっていました。

 すると鋭い目をしたガードマンが寄って来て、怪しい人物と思われたのか、写真撮影を制止された揚げ句、Bさんに入り口まで迎えに来てもらわないと敷地内に入れないことになってしまいました。中国富裕層のセキュリティー意識は、もはや日本を超えているかもしれない、そう感じた出来事でした。

 彼女の家の敷地内に入るや否や、私はここが一体どこの国なのか分からなくなってしまいました。中国とはとても思えない、日本でもない(少なくとも私の住んでいる日本の下町エリアにはあり得ないゴージャスな光景)…。「ここは一体どこの国なの?」という不思議な感覚です。

“ママ”とは大の仲良しで親友のような関係

 お会いしたBさんは、日本人女性のようなメイクをしている美人さんでした。ノーメイク、あるいは、超ナチュラルメイクが主流の中国で、濃すぎもせず、それでいてきちっときれいにメイクをしている彼女は、稀有な存在なのです。

 洋服もきっと高価だと思うのですが、ブランドを主張しない控えめな感じで、クラシカルで品のあるイメージです。いかにも、お金持ちのお家で生まれ、きちんとしつけられて育ったといった印象です。Bさんは、優しそうなお母さんと一緒に私を出迎えてくれました。

 お母さんは細かい気遣いをしてくれる、温かい人で、私がインタビューをしている間は邪魔にならないよう席をはずしているのですが、ちょうどコーヒーを飲み終わったころになると、タイミングよく新しいコーヒーをいれて持って来てくれます。彼女は、“ママ”とは仲良しで、親友のような関係だそうです。「友達親子」現象は、日本だけでなく、中国でも起こっているんだと確信しました。

 彼女は現在26歳。中学までは家の近くの公立学校に通っていたそうですが、高校・大学はシンガポールへ留学したそうです。彼女の中学から海外へ留学する生徒は多く、彼女は仲良しと一緒に留学しようと、シンガポールを選んだそうです。大学卒業後、大学院はオーストラリアへ留学。経営学を専攻したといいます。

両親と同居。インテリアのセンスも抜群

 そんなわけでBさんは英語がぺらぺら。たまたま英語での会話になり、ついていけず戸惑っている私を見て、「日本人は英語ができないの?」と不思議な顔をされてしまいました。彼女の友達の多くも英語ができるそうで、多くは海外経験がない、そして語学ができない一般的な中国人とは一線を画しています。

 彼女は、超ゴージャスな一戸建に両親と同居しています。家の中も豪華そのもの。白と茶色を基調にした室内で、内装、インテリアのセンスも抜群です。

 彼女の家には、お手伝いさんが通いで毎日来るそうで、室内にはチリ一つありません。

 ふと見ると、居間の天井からはホームシアター用の大きなスクリーンがぶら下がっています。私は映画が好きなので、「とっても羨ましい」と言ったのですが、Bさんの反応は「でも、私はあまり映画に興味がないの」…。

 しかもBさんは外で友人と一緒に過ごすことが多く、自宅にはあまりいないそう。テレビもほとんど見ないと言います。なんてもったいない、と私なんかは思ってしまうのですが…。

コメント8件コメント/レビュー

どこの国にもこの手の金持ちはいます。日本だって沢山いるじゃないですか?!中国でも数は今後増えるでしょうが、圧倒的多数は、金、モノを欲しがる凡人であることはまちがいいありません。まだまだマインドは金、上昇志向の日本の昭和40年代です。消費者としては、都市部の人間だけ見ていれば良いのでしょうが、その後の時代の流れを見るのは、内陸部を含めた国全体を見ていないと中国の場合はいけないと考えます。(2008/11/03)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

どこの国にもこの手の金持ちはいます。日本だって沢山いるじゃないですか?!中国でも数は今後増えるでしょうが、圧倒的多数は、金、モノを欲しがる凡人であることはまちがいいありません。まだまだマインドは金、上昇志向の日本の昭和40年代です。消費者としては、都市部の人間だけ見ていれば良いのでしょうが、その後の時代の流れを見るのは、内陸部を含めた国全体を見ていないと中国の場合はいけないと考えます。(2008/11/03)

中国のピラミッドの頂点のような富裕層の私と同じ年くらいの娘さんが、ここまでの生活をされていると知りとても驚きました。スラリとされているので、欧米のスタイリストさんを雇って、社交界デビューでもなされば、彼女の会社に興味をもってくれる欧米の顧客がみつかって業績が上がるような・・・ちょっと甘い考えですが、それだけお金があるのなら、慈善事業などでも良いから何かすればいいのにな、と思いました。その様な富裕層の彼らに対するマーケティングは、彼らがあまり意識してなさそうな世界で起きている人権や社会問題を彼らにレクチャーして、彼らを社会企業家など企業させる支援などが案外新鮮さを感じてもらえて良かったりして・・・。(2008/11/02)

今回取り上げられたタイプの中国人の若者も興味深いですが、こうした方の金持ちの両親はずっと子供の面倒を見続けるのでしょうね。さほど消費志向が強くない子供でも、親が子供のために多額の消費を続ける、そういう関係が中国で続くなら両者一体で消費行動を見る事もひとつの視点かと思いました。(2008/11/01)

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三品 和広 神戸大学教授