クリスマスが近づくと、街はイルミネーションで彩られる。「今年はどのスポットへ行こうか?」と、楽しみにしている人は少なくない。光のマジックを眺めれば心は浮き立つが、同時に疑問が浮かぶ。このために、一体どれだけの電力が消費されているのか、と。
今回、イルミネーションをグリーン電力化する動きが広がっていると聞き、現場の1つに行ってみた。1999〜2005年まで「東京ミレナリオ」という華麗な光のイベントが繰り広げられていた、東京駅近くの丸の内仲通りだ。

丸の内仲通りのイルミネーション(写真:大槻 純一)
今年はグリーン電力のイルミネーションを見に行こう
大手町から有楽町をつなぐ通り沿いの221本の街路樹には、消エネ効果があるという発光ダイオード(LED)約85万個が取りつけられ、シャンパンゴールドに輝いている。イルミネーションに必要な電力はすべてグリーン電力化されているという。贅沢に電力を消費した「東京ミレナリオ」からわずか3年で、社会の電力に対する意識は変化したものである。
仲通りだけではない。丸の内・大手町・有楽町地区では、「グリーンパワーキャンペーンin Marunouchi 2008-2009」という4つのイルミネーション、「丸の内イルミネーション2008」「光都東京・LIGHTOPIA2008」「HARMONIA〔ハルモニア〕'08−'09〜TIF光と音のハーモニー〜」と、有楽町マルイ「クリスマス イルミネーション」を見ることができる。これら4カ所の総電力約4万5300kWhもグリーン電力化されている。ちなみに4万5300kWhとは、一般的な家庭15軒が1年に消費する電力量に相当する。
クリスマスイルミネーションをグリーン電力化する動きは、全国にも広がろうとしている。企業、グリーン電力発電事業者、消費者の連携により、今年6月に設立されたグリーン・エネルギー・パートナーシップが開催する「グリーン・クリスマス・フェスタ」の一環で、グリーン電力証書を活用する「グリーン・クリスマス・ライトアップ」は全国50カ所以上にも及ぶ。
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