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ガンと診断されたらあなたは闘い抜きますか?

進行ガン患者は諦めるしかないのか

2009年2月3日(火)

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 先日、人間ドックに行ってきました。私は辛いものが好きなので、胃は大丈夫だろうか、などと心配したのですが、幸いなことに胃は若々しいとの医師のご託宣。胃カメラをのまされて、涎やら涙やら流しながらでしたが、そんな報告を聞けたのはラッキーでした。

 ただし良いことばかりではありませんでした。食道が荒れているというのです。思い当たることはないですか…? と言われて、すぐに想起したのは夜食の悪癖です。

 寝る直前に食べると、横になることで胃の内容物が食道まで逆流してしまう「逆流性食道炎」を引き起こし、これを何度も繰り返しているうちに…と脅されました。その他「脂肪肝あるいはその疑い」とか恐ろしい病名をいろいろ聞かされて、節制を薦められました。

 こういう脅迫は効果がありますね。それ以来、夜9時以後の飲食は慎んで、寝る前3時間は水もの以外は取らないようにしています。まだ10日ほどしか経っていませんので、何とも言えませんが、「生活習慣病」の言葉の通り「食うとすぐに横になりたくなる」なんて「生活習慣」すらも、食道ガンの誘引条件になるとは、知りませんでした。食べてすぐ寝ると「牛になる」とは言われましたが、「食道ガン」の方が私には脅威の効果が強かったです。

 夜の過食その他、大半の原因はストレスで、心因性の生活習慣と思います。 まずはその根を絶つように工夫をしようというのが、今年の人間ドックでの私の小結論でありました。

 皆さんは健康状態、いかがでしょうか?

「生活習慣」病因様々

 ここ2回ほどタバコの問題を考えました。タバコの煙は確かに周りに影響を撒き散らします。これはいわば、目に見える環境への影響でしょう。この連載では「目に見えない」また「モノで証拠が跡づけしにくい」情報の環境問題を一貫して扱ってきましたので、本当はそちらの要素、例えば「ストレスという環境情報」によって引き起こされる疾病なども取り扱いたいのです。が、これは大変に跡づけが難しい。例えば「いじめがあった」「なかった」といった議論をよく見かけるわけですが、ややもすれば水掛け論になりやすい、こうした問題を取り扱うには、いろいろ手法の工夫が必要であります。これはまた別の機会に取り上げたいと思います。

 今ここで考えたいのは「一ひねり半」ほど捩れた「ガン」と「情報」の関係です。タバコから夜食まで、様々の環境要因や生活習慣によって、もしガンになってしまったら、どのように対処するかを考えたいと思うのです。

 実は私は、ここ3年ほど「多忙のため」人間ドックを受け損なっていました。ちょうど厄年をはさむ満41、42、43歳と、体の中で何が起きているのか見ていませんでした。

 ちなみに前回も触れた、46歳で亡くなった私の父は、住友系の海運会社の中間管理職を務めていたのですが、労使交渉など面倒だった、ちょうどオイルショック直前の昭和44~46年にかけて、社内健康診断を受ける機会を逸していました。46歳になった1971年の梅雨時、どうも「カラ咳」が出るので、風邪を引いた妻(私の母ですが)の薬を近くのかかりつけ医院に取りに行ったついでに、レントゲンを撮ってもらったところ、両肺がすでにびっしり、ガン細胞だらけになっていたそうです。

 そのあと、お袋が自分の風邪で通院したところ「あなたの風邪どころの騒ぎではない、あと3カ月の命」と宣告されて、親父はすぐに入院することになりました。

コメント17件コメント/レビュー

日本でそういう状態と言っても、外国でも似たような状況なんじゃないかと思います。すいません、以前欝で死に掛けて治すのにすごく苦労したんですが、今時の医者の知識では原因と症状が複合してると適切な治療方法は施されません。自分でかなり勉強して知識を付けて対処してなんとか治したというのが実情です。医者とキャッチボールできる程度の勉強は保険を掛けるつもりでしておいた方がいいですね。医者がちゃんと説明しよう(インフォームドコンセント)としても基礎知識すら無ければ理解もできませんから。(2009/02/04)

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日本でそういう状態と言っても、外国でも似たような状況なんじゃないかと思います。すいません、以前欝で死に掛けて治すのにすごく苦労したんですが、今時の医者の知識では原因と症状が複合してると適切な治療方法は施されません。自分でかなり勉強して知識を付けて対処してなんとか治したというのが実情です。医者とキャッチボールできる程度の勉強は保険を掛けるつもりでしておいた方がいいですね。医者がちゃんと説明しよう(インフォームドコンセント)としても基礎知識すら無ければ理解もできませんから。(2009/02/04)

メディアの公平性や情報格差を利用した偏向報道なども叫ばれる昨今確かにインフォームドコンセント以前の患者自身の理論武装は必要かもしれません。ですが、この国ではしばしばその種の理論武装はみのもんた氏的なワイドショーや粗製濫造の気が強い健康情報"バラエティ"での聞きかじりを盲信し医者に徒に挑戦的な患者(とその家族)ばかり産んでしまうというのが大勢です。無論医療機関もピンキリとは言っても、医者に対する信頼をハナから捨て去る姿勢は(相手もプロとはいえ人間である以上)医者のモチベートに影響します。多くの患者家族にとって患者の回復治療は重要ですが、同時に(筆者の様な方と異なり)経済的に取り得る選択肢は有限で、その中で最善を求めなければならないのが現実です。(私も先年膵臓がんで近親者を亡くしましたが入院加療費と手術代は過大で、退職金を取り崩して当てざるを得ませんでした)筆者の言説に従ってそうした患者の増大する事が医療従事者の負荷を徒に過大にし、却って患者が受けうる(経済的に支払い可能な)医療的施策の水準を貶めることになる(現になりつつある)のではないでしょうか。ここ数回の記事は筆者らしからぬ硬直的な教条性や強引なまでのポリティカリーコレクトネスばかり目立つ気が致します。賞の受賞や連載記事の出版などご多忙の折とはいえ乱筆にはくれぐれもご注意いただきたく存じますし、その意味で今後の記事を期待させていただきます。(2009/02/03)

とりあえず、余命3ヶ月といわれたら、戦わない。余命6ヶ月といわれたら、3ヶ月戦ってみて、考える。余命~といわれない程度なら、進行して余命3ヶ月と言われるまで戦う。余命3ヶ月が目安かなと思います。(2009/02/03)

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三品 和広 神戸大学教授