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「企業戦士」たちの苦悩[3(下)]
~会社の中の異邦人-「若者問題」に答えます

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2009年2月19日(木)

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世代間の意識の差は、企業にとって古くて新しい悩みである。右肩上がりの高度成長期はそれでも、皆で「坂の上の雲」を目指すことができた。しかし豊かさが一般化し、経済が低成長次代に突入する中で、世代間の意識の差は埋めがたいギャップとして会社を分断し始めたようだ。その後携帯電話の普及などIT(情報通信)技術はさらに進歩。そうした最新技術を日用品として使い、育った現在の若者との意識ギャップはさらに広がっているかもしれない。

(注)会社名、肩書きなどは当時のまま

* * *

1993年8月2日号

 来春採用社員の選考も終盤戦。学生を見て「今年は不況のせいか顔が引き締まっている」と楽観しているあなた。真の問題を見逃してはいませんか。どんな学生を採るかもさることながら、直属の部下の若者が「笛吹けど踊らず」とお悩みでは? 企業第一線の悩みと模索の中から「若者問題」のラジカルな解決を考えます。

(谷口 智彦、菅野 武、村松 謙一)

特集―第2部
-旗印なくした日本KK-危険顧みず極地で活動する若者、今こそボランティアに学ぶ時

カネ、地位、命令が効果なく、押しても引いても動かない若者たち。ちょっと待ってください。半分あきらめムードなのは、「企業戦士」をもって任じるあなただけかもしれないのです。

「大会社」の看板だけで、どこまで学生を採っていけるか

 「若者の覇気をなくしたのは僕ら自身の責任だ。わが社のこれが旗印というものが、今はない。会社自身の方向が見えないのに、若者に『君らは何をやりたいのか』と問うのは酷だ」

 川崎製鉄常務で人事担当の西野孝雄氏は率直に語る。

 ここ数年の試行錯誤の結末、さらには戦後の成長路線の行き詰まりを物語るものと受け取ると、これは日本の製造業の現状を象徴した、二重に示唆的な言葉ではないだろうか。

 川鉄は、重厚長大企業の先頭を切って若者向けの深夜テレビ広告を始めた会社だった。学生に人気のあるタレントを使った「面白CM」を始めたのは1988年夏。当時の八木靖浩社長を「全く理解できない」と嘆かせたCMだったが、半導体事業などへの多角化を急いでいた当時、学生の関心を呼び戻すことは急務だった。

 かいあって翌89年4月は、いわゆる銘柄大学から大量に採ることができた。採用者の総数も89年の182人から91年には337人まで増やした。

 ところが今、川鉄は来年の大卒採用予定者数を110~120人と前年比一挙に半減するほか、昨年から今年にかけ、新規事業部門に配属していた新入社員のうち、約100人を千葉県や岡山県水島の両製鉄所に配置転換した。

 長引く不況だけがその理由ではない。西野常務は言う。「よくよく見つめてみると、先々持ちこたえられる新規事業は限られている。LSI(大規模集積回路)部門では宇都宮に第2工場を増設する予定だったが中止。結局、懐の深い製鉄所で抱いてもらわざるを得ないことになった」。

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