• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「企業戦士」たちの苦悩[6(上)]
―さらば「団塊」-創造できない口先世代

  • 日経ビジネス

バックナンバー

2009年2月27日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

高度成長期、オイルショック、そしてプラザ合意後の円高、そしてバブル経済…。数々の荒波を乗り越えて右肩上がりの成長を遂げてきた日本経済は、バブル崩壊によって苦難の90年代、そして21世紀を迎えた。その中で、企業は、どう変わり、どう変わり得なかったのか。そこに働く企業戦士、そして社内で台頭し始めた女たちの苦悩は。91年以降の「日経ビジネス」を紐解き、「日本株式会社」の足跡を辿る。

(注)会社名、肩書きなどは当時のまま

* * *

1996年2月5日号

 団塊の世代がいよいよ退職期を迎えている。全共闘世代の次に位置する団塊の世代は、若い頃から様々に形容され、陰口を叩かれてきた、戦後を代表する世代だ。この10年間、企業の中核を担ってきた世代でもある。特集が企画された13年前の彼らに対する批判は、実は後の世代に当てはまる部分も少なくない。「他人のふり見て」ではないが、若い人にも参考になるところがあるのでは?

 戦後ベビーブームの申し子である「団塊の世代」が社会に出てから、既に四半世紀。かつて「反体制」を叫び、会社だけが人生ではないと新たなライフスタイルをつくりあげてきた「ニューファミリー」の彼らも、いまや企業社会でリーダーシップをとる年齢になってきた。

 その「団塊」の評判が芳しくない。年長者が年下の者を「頼りない」というのはいつの時代でも変わらない。しかし、大学紛争の時代に生まれてもいなかった若者たちまでもが「全共闘世代だか何だか知らないが、論には強くても、行動力がない」と、批判を口にする。

 さらにインターネットに代表される情報革命、グローバリズムの進展が、企業社会を揺さぶる。ダイエーの中内功会長兼社長に言わせると、「言われたことをやるだけだったら、パートタイマーの方がよほどよく働いてくれる。これからのビジネスマンは仕事を創るのが仕事」という時代だ。

 「組織は嫌い」「俺は一匹狼」と、斜に構えていても、その実、集団主義のにおいが消えない世代。常に体制に対する痛烈な批判者でありながら、その体制の永続性を最も信じて走ってきた世代が「団塊」だったと言ったら、言い過ぎだろうか。  いまや会社は、組織が嫌いだろうが、一匹狼だろうが、新たな事業を創り出せば、それで結構という時代。団塊たちが学生時代に目指した「会社中心主義の崩壊」は実現しようとしている。だが、そのとき団塊たちは・・・。
(藤田 俊一、小川 仁志、寺山 正一、鈴木 信行)

特集―第1部
-上から叩かれ下とは断絶-中抜きされる最後の会社主義者

「生まれたときから競争の中で生きてきただけあって、活力のある世代。今後も企業社会の中核で頑張ってほしい」

 三菱商事の人事担当、佐々木幹夫常務は、団塊世代への期待を語る。

直属の上司は33歳

 いまや、企業社会のリーダーを務める年齢層になってきた団塊だが、ビートルズとローリング・ストーンズで育ち、映画「イージー・ライダー」の洗礼を大学時代に受けたロック・ジェネレーションの先駆けでもある。「若者たちの反乱」は、この世代のキャッチフレーズの1つだった。会社一途の旧世代と違い、男子厨房に入る「暴挙」をも厭わなかった「ニューファミリー」である団塊に、新たな時代のリーダーとしての期待がかかるのは、あながち理由のないことではない。

 それでは現実に、企業社会で団塊は、その期待に応えているのか。

コメント7

「日経ビジネスが描いた日本経済の40年」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官