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「企業戦士」たちの苦悩[6(下)]
―さらば「団塊」-創造できない口先世代

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2009年3月2日(月)

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高度成長期、オイルショック、そしてプラザ合意後の円高、そしてバブル経済…。数々の荒波を乗り越えて右肩上がりの成長を遂げてきた日本経済は、バブル崩壊によって苦難の90年代、そして21世紀を迎えた。その中で、企業は、どう変わり、どう変わり得なかったのか。そこに働く企業戦士、そして社内で台頭し始めた女たちの苦悩は。91年以降の「日経ビジネス」を紐解き、「日本株式会社」の足跡を辿る。

(注)会社名、肩書きなどは当時のまま

* * *

1996年2月5日号

 団塊の世代がいよいよ退職期を迎えている。全共闘世代の次に位置する団塊の世代は、若い頃から様々に形容され、陰口を叩かれてきた、戦後を代表する世代だ。この10年間、企業の中核を担ってきた世代でもある。特集が企画された13年前の彼らに対する批判は、実は後の世代に当てはまる部分も少なくない。「他人のふり見て」ではないが、若い人にも参考になるところがあるのでは?

特集―第2部
「同期切り」が始まった-団塊人気企業の四半世紀

 旧世代が敷いた成長路線に従い、バブル社員も理解できる「優しい世代」。四半世紀前、当時の人気企業に身を投じた団塊たちが描き出す自画像だ。だが、今始まる「団塊による団塊切り」。連帯の時代はもう続かない。

団塊の世代が大学を卒業し、大挙して企業の門をくぐった1969年から73年の5年間。文科系学生の就職人気企業ランキング第1位の座に輝いていたのが、日本航空だった。

団塊世代の人気企業ランキング

その日航は今、約2万2000人弱だった総人員を97年度末までに1万7000人に削減する中期経営改善計画の断行を急ぐ。

 団塊の理科系学生が71、72年の2年連続で1位に選んだ日本アイ・ビー・エムも、業績が悪化した92年後半から大規模な人員削減を実施。従業員数は5000人減少し、約2万人まで落ち込んだ。昨年10月には、50歳以上の従業員を対象とした3度目の早期退職者募集に踏み切っている。

同期のネットワークは力だった

 就職時、団塊世代の「勝者」として人気企業に入社したビジネスマンたちに、何が起きているのか。企業で過ごした四半世紀は、本当に団塊の世代を変えたのか。

 60年代後半から70年代前半にかけて、人気企業ランキングの常連だった総合商社のある団塊部長は、正月気分も抜けきらない1月11日、1歳年下の部下に肩たたきを行った。「団塊による団塊切り」という、思いもしなかった損な役回りだった。

 「嫌なもんだよ。こんなことやりたくないよ。本人は税理士を目指しますって言ってたけど、この年になって難しいだろうな…」

 この団塊部長、個人的には専門職型や後方支援型の社員もいた方が会社は活性化するとの意見の持ち主だ。それだけに、その表情は複雑だ。

 「同じ世代を切らなきゃならんのは、団塊が初めてだろうな」。ぼやきが思わず口をつく。

 昨年の7月1日、東芝は東京の日比谷公会堂で、入社25周年を迎えた社員に記念品の腕時計を贈呈する記念式典を開いた。昭和23年(1948年)2月生まれの島野芳巳流通・金融・情報システム事業部企画室長は、4500人の同期生と久しぶりに再会し、「同期論」にしばし花を咲かせた。

 「なんて人が多いんだ。例年は1000人程度らしいぞ」「犬も歩けばナナマル(1970年入社)に当たるか」「おう、俺たちは顔のつながりが広くて、恵まれてたな」

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