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【第3話】部下のやる気を高める5つの鉄則(その2)

2009年4月7日(火)

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「侍JAPAN」に学ぶ人育てのヒント

 3月5日の開幕から1カ月近くにわたって熱戦が繰り広げられたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。原辰徳監督率いる「侍JAPAN」の劇的な勝利によるフィナーレは、実に感動的でした。普段はそれほど長くテレビの前に座ることのない私も、この時ばかりは画面に釘づけになって観戦しました。暗いニュースが多いこのご時世にあって、非常に元気の出る戦いぶりでしたね。

 ところで、日本の“侍”たちが活躍する試合を観ていて、興味深く思ったことがあります。それは、選手一人ひとりがとても生き生きしているということ。

 最終メンバーが決定したのは2月23日。ということは、選手が招集されてから試合が始まるまでの期間はわずか2週間弱だったことになります。にもかかわらず、試合の回数を重ねるごとにチームが一丸となり、選手全員が「ヤッタルデ!」という気迫に満ち満ちていく様は、観ていて実に爽快でした。

 これはおそらく、各選手の個人的な能力(マインドとスキル)の高さもさることながら、チームを率いた原辰徳監督の“リーダー”としての手腕によるところが大きいのでしょう。そう思うのは、3月25日付の日本経済新聞に、次のような記事が掲載されていたからです。

 優勝トロフィーを高く掲げた原監督は「前回、王監督がとった世界一に恥じない、V2がとれた」。代表候補が初めて一堂に会したのが2月15日。わずか1カ月で、見事に一つになった。

 象徴的だったのは稲葉の言葉。最初の練習試合で4番を任された好打者は「この4番は、監督の考える、つなぐ4番だと思う」。細かな意図は説明されていない。自分で考えて、動いた。原監督は選手を信じる姿勢を貫いた。最初のころはほとんどサインを出さなかった。「一日一日、チームが進化していく。そういう形で今日を迎えられた。安堵(あんど)の気持ちと感謝の気持ちでいっぱい」。重圧から解放され、穏やかな笑みを浮かべた。(太字は筆者)

 原監督の姿勢には、ビジネス界のリーダーであるあなたにも役立つ「部下のやる気を高めるためのヒント」が見え隠れしています。それが、上の引用記事の太字部分、すなわち「部下のやる気を高める5つの鉄則」の第3の鉄則である「正しい権限委譲」です。

任せたいのか、任せたくないのか…

 本題に入る前に、まずは【第1話】上司たる者、「自責」の人であれにお寄せいただいたこんなお悩みのご紹介から――。

(Eさんの質問)

 小さい部署なので、構成員は上司(男性)と私(女性)の二人だけです。上司は有能なのでしょうが何でも自分でやろうとする人で、いつも大量の仕事を抱え込んでいます。限界に達すると、ルーティンワークの一部を私にも回してくるという程度です。私もそれなりの経験を積んでいますのでむしろルーティンくらいは私に任せてもらってもいいと思っています。しかし、私が自主的に手をつけると「大丈夫か」「すまないな」「次回の分はやるから」などと言います。それでいて「能力があると思っている」とも言ってきます。仕事をさせたいのかさせたくないのかまるで分かりません。私の出来が悪いならそう言ってもらいたいし、信用できるなら任せてほしいし、辞職に追い込みたいならそう言ってほしい。今の仕事は好きで、上司も悪い人ではないのでしょうが、どうにも鬱屈が溜まります。

 Eさんの嘆きは察するに余りありますね。果たして自分に仕事をさせたいのかさせたくないのか、その時どきで態度が変わるような上司の下では、安心して仕事に取りかかることなどできないでしょう。

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