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【2】組織を強くする5条件

イノベーションの風土作り

  • 戸川 尚樹

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2009年4月7日(火)

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経営はヒト・モノ・カネ・情報を有効活用できるかどうかで差が出る。
「イノベーション力」調査の上位企業には、際立った取り組みがある。
景気後退にブレークスルー(現状打破)を生む要因を探る。

【研究開発】
オープン志向で新製品生む
帝人、富士フイルムホールディングス

 企業の研究開発において、新しい波が世界で高まっている。

 米カリフォルニア大学のヘンリー・チェスブロウ准教授が提唱する「オープンイノベーション(開かれた技術革新)」である。

「オープンイノベーション」推進

 自社の技術を使うだけでなく、他社や大学と提携して、それらの持つ技術やアイデアを組み合わせて、革新的な製品やサービスを生み出そうという概念だ。

 これを本格的に取り入れているのが、27位の帝人だ。帝人と言えば繊維事業のイメージが強いが、医薬やフィルムなど8つの事業部門を持つ。

 景気後退でも多角化経営を伸ばすために、2008年に就任した大八木成男社長兼CEO(最高経営責任者)は経営方針として「オープンイノベーション」を明快に打ち出した。

 「社外の知見をフル活用して、顧客に愛される製品を他社に先駆けて開発できるかどうかが、勝負になる。自力にこだわっていては、ライバルとの競争に勝てない」。大八木社長は語る。

 掛け声で終わらないように、様々な取り組みも始めている。

 帝人は顧客や取引先、大学などと交流する“場”として2008年4月、オープンラボ「先端技術開発センター」(従業員180人)を山口県岩国市に50億円をかけて新設した。バイオテクノロジーやナノサイエンスなど先端技術を製品化するための研究設備を備える。顧客企業と共同で製品を開発したり、大学・外部機関にいる研究者と共同研究を進めたりする。

 東京本社の一角にはショールーム「テイジン未来スタジオ」を開設している。目玉の1つは独自のコンセプトカー「ピューパ」である。すべて帝人の樹脂や素材で作った点が特徴だ。ほかにもバイオプラスチックや高機能繊維など同社が注力する事業のサンプル製品約250点を展示している。

 製品に触れてもらいながら、帝人の製品や技術について顧客と意見を交換する。未来スタジオには、帝人グループの研究所とリアルタイムで結ぶテレビ会議システムがある。研究開発担当者が顧客の声を聞き、新製品の企画にも役立てている。

 大八木社長は「社外との連携を増やすだけでなく、社内で開発部門とマーケティング部門の垣根を低くすることも大切」として、情報を共有する体制を強化している。

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