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【3】次世代を拓く人育て

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2009年4月8日(水)

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世界経済が転換期を迎える中で、日本企業はどこに活路を見いだすのか。
経営者、経済学者、ダイバーシティー(女性活用)の活動家からヒントを探る。
共通するのは、イノベーションは人育てから始まるという点だ。

 森精機製作所(1位)の森雅彦社長、東京大学大学院経済学研究科の伊藤元重教授、「ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク(J- Win)」理事長を務める内永ゆか子氏に、日本企業の現状や見通し、そして不況脱却に向けて企業がイノベーションに取り組む効用などについて、それぞれ語ってもらった。

伊藤 元重 (いとう もとしげ)
[東京大学大学院経済学研究科教授]

1951年12月19日生まれ、57歳。74年3月東京大学経済学部卒。79年2月米国ロチェスター大学経済学博士号(Ph.D.)取得。東京都立大学(現首都大学東京)助教授、東京大学助教授を経て93年12月東京大学教授。96年4月現職に。東京大学大学院経済学研究科長・経済学部長、総合研究開発機構(NIRA)理事長なども務める。 (写真:村田 和聡、以下同)

伊藤 日本経済は大きな転換点にあります。産業や社会の在り方が、本質的に問われているのです。うまく進めば大きな可能性が生まれますが、そうでなければ、衰退していく可能性も高い。

 具体的には、日本を支えてきた自動車とかエレクトロニクス、機械など輸出産業の動きにかかっています。円高と世界的な需要の縮小で厳しくなっている。これらの産業は今後、2つの方向に大きく動くでしょう。

 1つは業界再編。銀行や流通などでは起きている再編が、輸出産業でも起きる。半導体や薄型テレビの分野ではもう始まっています。

 もう1つが、グローバル展開の加速です。これからの輸出企業は、成長著しい発展途上国や人口が増え続ける米国などのマーケットにさらに進出しなくてはなりません。

内永 グローバル化の動きは止まりませんね。日本企業がイヤだと言っても、外国企業が日本市場に入ってきちゃう。だったら、先んじてグローバル化する必要があります。

イノベーションは日常業務から

森 雅彦 (もり まさひこ)
[森精機製作所社長]

1961年9月16日生まれ、47歳。85年3月京都大学工学部卒業。同年4月伊藤忠商事に入社。93年3月同社を退社し、同年4月、父が創業した森精機製作所に入社。94年6月取締役、96年6月常務、97年6月専務、99年6月から現職。

 弊社は海外市場に早くから進出した結果、販売管理費の国際化は相当できていると思います。けれど、工場の海外進出はこれからです。スイスの歴史のある会社を買収して、今は現地で生産やマネジメントの勉強をしているところです。

 「100年に1度の危機だから過去の経験が生きない」と言う人もいますが、そんなことはない。かなりの部分は過去の経験を生かせます。こういう時は奇手奇策はいりません。固定費を削る。顧客を訪問して、安売りしないように注文を取っていく。やることは決まっています。

 悪い時の後には、必ずいい時が来ると思って備えなくてはならない。

 弊社の場合、売上高の50%強は3年以内に売り出した製品が稼いでいます。2010年から徐々に景気が回復し、2011年に本格的に回復するなら、今、開発中の製品がその時の主力になる。だから、製造部門は残業ゼロでも、開発部門は週40時間も残業しています。いい時が来た時に稼げませんから。

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