• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

会社の履歴書【1】日立製作所

庄山 悦彦氏[日立製作所社長]-過去にとらわれず「社風」変える 目標を社内外に明言、有言実行貫く

  • 日経ビジネス

バックナンバー

2009年4月9日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 バブル崩壊後、日本企業は好むと好まざるとにかかわらず、大きな「変革」を余儀なくされた。金融部門の痛みは、日本企業の成長を支えた間接金融の縮小、株式の持ち合いの解消を迫り、急速に進展したグローバル化は終身雇用、年功序列の終焉をもたらした。その中で問われたのは企業の変革能力である。劇的に変化する外部環境にどう対応し、組織をどう変えていくのか。それに成功した企業もあれば、依然として対応し切れない企業もある。企業が「失われた15年」をどう生きたのか。1991年以降、「日経ビジネス」で取り上げた日本の代表的な企業の記事を「会社の履歴書」として取り上げる。
(文中の肩書き、名称などは掲載当時のままです)

日立製作所

 今年3月16日、古川一夫社長の辞任と日立プラントテクノロジー会長兼日立マクセル会長の川村隆氏の4月1日付けでの社長就任を発表した日立製作所。異例の元副社長の本社への返り咲きが示すのは日立の危機が深刻化である。そこにはかつて「GNP(国民総生産)1%企業」と言われ、自他共に日本を代表する総合電機メーカーとして君臨した面影はない。原子力発電所からコンピューター、白物家電まで。「重厚長大」も「軽薄短小」も内部に取り込んだそのビジネスモデルは、日本株式会社の典型だった。しかし、繁栄を謳歌したバブル期から一転、日本の成長力が劇的に落ち、そしてグローバル化が急速に進展した中で、日立はかつての栄光を取り戻せずにいる。日立に何が起き、日立は何を起こせなかったのか。過去16年を振り返る。

* * *

1999年12月20日・27日号より

就任以来、半年で日立は変わりつつあるとの評価を定着させた。
変化とスピードを重視して、外からわかりやすい経営を打ち出し、連結ROEの向上と株式時価総額の増大を目指す。
日本的経営のうち、従業員との良好な関係は堅持すべきと主張する。

(聞き手は本誌編集長、小林 収)

自分のホームページ作成し情報発信

  庄山さんが4月に日立製作所の社長に就いてから日立は相当変わってきました。特に目立つのが積極的な情報発信ですね。いわば不言実行から「有言実行」になってきた。

庄山悦彦(しょうやま・えつひこ)氏
1936年3月9日新潟県生まれ、63歳
59年3月東京工業大学理工学部(電気)卒業、同年日立製作所入社。重電畑を歩き、85年2月国分工場長、87年2月栃木工場長を歴任。家電畑に転じ、91年取締役兼AV機器事業部長、93年常務、95年専務。97年副社長。99年4月社長就任。苦境に陥っていた家電事業のリストラを陣頭指揮して評価を高めた。就任直後は金井務会長の“院政”も取り沙汰されたが、新たな日立の「顔」になりつつある。(写真:清水 盟貴)

  そうですね。これまでは、世間の皆さんにやってるぞと言わなくても実はいろんなことをやっている、というのがうちの基本的スタンスでした。外から見た日立の見てくれをよくするよりは、中をがっちりやろうという考えですね。

 今後もその部分はあると思いますが、時代が変わってきた。はっきりと声に出して言わなくては外の方々に理解していただけない。ならば、ちゃんと話さなくてはいけません。先日、中期経営計画で数字を詳しく公表したのも、従来の日立では考えられないでしょう。でも今や社内外に向かってあえて明言し、それに向かって遮二無二努力するというスタイルに変えた方がいいと考えました。

 昨年度がああいう決算でしたからね(編集部注:1998年度決算で3388億円の連結最終赤字を計上)。社員全員が、これまでの延長ではこれからの時代には勝てない、と感じてくれていたと思います。だから就任以来、変化の創造という言葉で、日立は変わらなきゃいけないしそれを見せなきゃいけない、と言ってきました。しかし、まだまだ不十分なところが多々あります。それを早く直さないとだめですね。

  そうしたメッセージを出す際、社長の存在感がかなり大きくなった気がします。庄山さんご自身のホームページを作られたり、ファッションにも気を配られたり…。

  若干照れ臭くはありますが、若い人たちがそうすべきだと言うもんですからね。4月には拒絶したピンク色のシャツも、今では慣らし運転としてたまに着るようにしています(笑)。

コメント0

「日経ビジネスが描いた日本経済の40年」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

誰もやらない領域を根気強く続けられるかが成功の秘訣。

田坂 正樹 ピーバンドットコム社長