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【第4話】部下のやる気を高める5つの鉄則(その3)

2009年4月21日(火)

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 東京のソメイヨシノはおおむね花びらを落とし、街の景色は徐々に新緑の季節へと移り変わりつつあります。今年4月に入社式を済ませた新入社員たちも、そろそろ会社という新しい組織に馴染みつつある頃でしょうか。

新人を生かすも殺すも上司次第

 この季節、新調したばかりのスーツに身を包んだ新人らしき若者たちを街で見かけるたびに、私はいつも決まって感慨にふけります。「この若者が将来活躍する人物になるかどうかは、ひとえに上司の技量次第なのだ」と。

 長年にわたって企業のトップを務めた経験から痛感したことの1つに、「鉄は熱いうちに打て」ということがあります。まだ若い20代の頃に、良い上司に恵まれた新人とダメな上司の下で働いた新人では、わずか2~3年のうちに大きな実力の差がつきます。この厳然たる事実に深く関連してくるのが、今回のコラムの前半でお話ししたい「褒める」という行為です。

 まずは、【第2話】部下のやる気を高める5つの鉄則(その1)にお寄せいただいたコメントの中から、次のようなご意見をご紹介します。

(Fさんのご意見)

 価値観の違いのある人を納得させるのは、似たような経験をしたことがある人でなければ難しいと思います。表面を取り繕っても共感は生まれず、本心を探ろうとしてしまいます。褒めることはお金はかかりませんが、心から必要な時に必要なだけ与えないと効果が出ない不思議なもの。人を使って成功する人の魅力はここかもしれません。

 部下とのコミュニケーションを取るうえで、Fさんと同じように感じている方は多いのではないでしょうか。

褒められれば誰だって嬉しい

 私が部下を率いていた頃、毎年入社してくる新人に対して心掛けていたことは、「褒めて自信を持たせる」ということです。初めはオドオドとしていた新人も、何か1つ2つ良い点を見つけて褒めると、日増しに顔色が明るくなるというケースを何十回となく経験してきました。

 当たり前のことですが、人は誰だって、周りから褒められれば「嬉しい」と思うものです。人に対して公正で私情に流されなかったと評判高いナポレオンですら、「閣下は人を見る目が公正無私でお厳しい。めったなことではごまかせません」とにじり寄って来た部下を寵愛したという逸話があるほどです。

 「褒められると嬉しい」という心理は、米国の心理学者アブラハム・マズローが唱えた「欲求5段階説」に沿って考えるとよく理解できます。この理論は、「人間の欲求には5つの段階があり、下から上へと欲求を満たしていくほど満足感が高まる」というものです(図を参照)。

 人は、取りあえずお腹が満たせて(生理的欲求)、外敵から襲われる危険もなくなり(安全の欲求)、会社や家族など何らかの組織に属していると(帰属の欲求)、次なる欲求を満たしたいという思いが強まってきます。それこそが第4段階の欲求、すなわち、人から尊敬されたい、認められたい、褒められたい、という「尊敬と承認の欲求」です。

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